英首相、インドとのFTA早期実施を強調 企業幹部ら100人超随行し訪問

 10月8日、インドを訪問中の英国のスターマー首相(写真)は7月に署名した両国の自由貿易協定(FTA)について、可能な限り早期に実施されることを望むと語った。写真は5月、ロンドンで撮影(2025年 ロイター/Phil Noble)

[ムンバイ 8日 ロイター] – インドを訪問中の英国のスターマー首相は8日、7月に署名した両国の自由貿易協定(FTA)について、可能な限り早期に実施されることを望むと語った。9日までの訪問には英国の実業界に加え、文化、学術分野から100人以上の要人が随行している。

インドのモディ首相の英国訪問時に署名されたFTAでは、衣料品、ウイスキー、自動車などの関税引き下げのほか、市場アクセスの改善が盛り込まれた。

FTAでは2040年までに2国間の貿易額を255億ポンド(約5兆2100億円)拡大することが見込まれた。ただ英政府はこの数字は底であって天井ではないとしており、野心を隠していない。石油大手BP(BP.L), opens new tab、航空機エンジン大手ロールス・ロイス(RR.L), opens new tab、通信大手BT(BT.L), opens new tabといった英企業幹部の訪問は、同国にとって欧州連合(EU)離脱後最大規模となるFTAの効果を最大化することが狙いだ。

スターマー首相はムンバイ到着時に訪問団に対し「(FTAは)巨大なチャンスをもたらす」と強調。FTAを「人事を尽くしてできるだけ速く」実行に移すよう、担当者らに命じたと述べた。その上で「チャンスは既に生まれつつあると思う。皆さんがチャンスをつかむことをより容易にすることがわれわれの仕事だ」と話した。

スターマー氏は9日にモディ首相と会談する。両国は来年中にFTAを批准し、実施する方針を示している。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab

Share.