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【写真で見る】少しずつ受刑者に心を開き…元野犬のパクス

■年間約2000頭が殺処分 保護犬たちのシェルター

広島・神石高原町にある動物保護シェルター「ピースワンコ・ジャパン 神石高原シェルター」には、飼い主に捨てられたり、野犬として保護されたりした、犬たち約150頭が飼育されています。

ピースワンコ・ジャパン 安倍誠 プロジェクトリーダー
「野犬の状態で今まで過ごしていた。人工的な部屋に入ったこともない。人間と触れ合ったこともない。

全国で今、環境省で公表されているのがもう2000頭以上、殺処分。その殺処分の方法っていうのも、炭酸ガスでの窒息死ですね」

このシェルターにいる犬たちの多くも、殺処分される予定でした。

人に慣れていないことが多い保護犬は、このシェルターで訓練を受けて、里親を探すことになります。

■受刑者の新たな更生への取り組み“保護犬プログラム”

雑種のパクスは推定1歳6か月の雄です。殺処分される前に保護され、シェルターに来ました。

ピースワンコ・ジャパン 尾島李雅龍 飼育員
「今は緊張して怖がっている。本当は天真爛漫で、実はすごい人も大好き。一緒にボールで遊んだりとか、人と一緒に何かをするのが大好きな子です」

そんなパクスが車のトランクに乗せられ、向かったのは…なんと「尾道刑務支所」。

刑務官
「ただいまから“保護犬プログラム”を開始します」

無免許運転などの道路交通法違反罪や窃盗罪などの罪を犯した、初犯の受刑者が多く収監される刑務所です。

この刑務所では、2024年12月から犬の保護や里親探しに取り組む団体と提携して、受刑者が「保護犬」を訓練するプログラムを行っています。全国でも珍しい取り組みです。

ピースワンコ・ジャパン 尾島李雅龍 飼育員
「同じ人ばっかりお世話していると、その人だけに依存してしまって、いざ新しい家族を見つけてお世話をしても、なかなかうまく信頼関係を築けない。

小さいうちからいろんなところに行って、いろんな人に触れ合ってもらうのは、ワンちゃんにとっても大事です」

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