ニュージーランド(NZ)のウィリス財務相は24日、NZ準備銀行(中央銀行)の新総裁にアナ・ブレマン氏を指名すると発表した。NZ中銀総裁への女性の起用は初めて。オア前総裁辞任に伴う混乱で傷ついたイメージの刷新を狙う。

アナ・ブレマン氏
Photographer: Alex Kraus/Bloomberg
スウェーデン中央銀行の第1副総裁を務めるブレマン氏は、12月1日にNZ中銀総裁に就任する。任期は5年。1934年に設立されたNZ中銀の歴史で、外国人の総裁への起用は、初代総裁を務めたレスリー・ルフォー氏(英国人)以来となる。
NZ中銀では、オア前総裁が任期を3年残し3月に突然辞任したことを受け、ホークスビー副総裁が総裁代行を経て、暫定総裁を務めてきた。 ウィリス財務相によれば、ホークスビーが11月まで職務を継続する。
NZ中銀がリセッション(景気後退)からの経済回復を支え、オア前総裁の辞任に伴う混乱の収拾を図ろうとする時期にブレマン新総裁は中銀のかじ取りを担う。

ウィリス財務相と共に会見に臨んだブレマン氏は、現行の金融政策に関するコメントを避けたが、インフレの低位安定に引き続き集中して取り組むと発言した。
NZ中銀は8月20日、政策金利であるオフィシャル・キャッシュレート(OCR)を3.25%から0.25ポイント引き下げ、3年ぶりの低水準3%にすると決定した。
同国の今年4-6月(第2四半期)の国内総生産(GDP)は予想外の前期比0.9%減となり、NZ中銀が10月に0.5ポイントの大幅利下げに動き、OCRが年末までに2.25%に達すると一部エコノミストは予想している。
原題:New Zealand Names Sweden’s Breman First Female RBNZ Governor (1)(抜粋)
— 取材協力 Matthew Burgess
(就任時期などの情報を追加して更新します)
