米銀JPモルガン・チェースは主力の新興国債券指数「GBI-EMグローバル・ダイバーシファイド」指数で主要な発行国の組み入れ比率を引き下げる。中国やインドなどから、より小規模な国への資金流入を促す。

  ブルームバーグが確認した顧客向け通知文書によると、同行は2026年上期に同指数の国別上限を9%と、現在の10%から段階的に引き下げる。通知は12日付で、数カ月かけて実施されると記されている。

  ウエート引き下げは、中国やインドに加え、インドネシアやメキシコ、マレーシアなど新興国債の主要な発行国に影響する。一方、タイやポーランド、南アフリカ、ブラジルなどは恩恵を受ける見込みだ。

  同行は通知で「投資家は、分散化の基準を9%に引き下げることで、地域的なバランスが改善し、集中リスクの低下と指数全体の利回り向上につながる点を評価した」と指摘。さらに「投資家は国別上限をさらに引き下げる妥当性を検討することも支持した」と説明した。

  JPモルガンの広報担当者はコメントを控えた。ブルームバーグは、同行が今年、国別上限変更について顧客から意見を募っていたと報じていた。

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  同指数は新興国債の主要なベンチマークであり、運用資産が2000億ドル(約29兆円)超のファンドが利用。中国国債は20年、インド債は昨年採用された時のように、指数の構成変更は世界的な資金フローに影響を与える可能性がある。

原題:JPMorgan to Cut China, India Share in Flagship EM Bond Index (1)(抜粋)

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