公開日時 2025年09月14日 05:00
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琉球新報朝刊
参政党の和田圭子那覇市議が市議会の一般質問で、出生時の性別と性自認が異なるトランスジェンダーについて「伝染する」などと発言した問題で、一般社団法人「ピンクドット沖縄」(高倉直久代表理事)は13日、和田氏の発言に対する抗議声明を発表した。和田氏に対し「発言の撤回と公式な謝罪」を求めた。団体は、LGBTQ+当事者やアライ(支援者)らと差別のない社会の実現を目指して活動を続けている。
声明では、和田氏の発言を「科学的根拠を欠き、かつ性の多様性を否定し、トランスジェンダーを含むLGBTQ+当事者に対する偏見と差別を助長するものだ」と厳しく批判した。
当事者である子どもや若者たちは、すでに学校や家庭での理解不足、偏見やいじめ、孤立による大きな困難を抱えており、選挙で選ばれた議員によるこのような発言が「彼らの尊厳を踏みにじり、安全で包摂的な学びの場を奪うことにつながる」と指摘。その上で、和田氏に対する発言の撤回と公式な謝罪に加え、那覇市議会に対し「性の多様性と人権尊重の観点からの再発防止策」、教育現場における「科学的根拠と人権尊重に基づいたLGBTQ+理解教育の推進」を求めた。さらに「差別や偏見ではなく、理解と尊重の心を広げることが、未来の世代に必要な教育だ」と強調し「沖縄は、さまざまな文化と価値観を受け入れてきた島。その精神を引き継ぎ、誰もが自分らしく生きられる社会を目指す」とした。(慶田城七瀬)
