米国は主要7カ国(G7)諸国に対し、ロシア産原油を購入する中国とインドに最大100%の関税を課すよう求める方針だ。ロシアのプーチン大統領にウクライナでの戦争終結を迫る狙いがある。
米国はまた、凍結されたロシア国家資産を差し押さえる法的枠組みを整備し、その資金をウクライナの防衛に充てるよう求める方針だ。ブルームバーグが確認した米政府の提案書で明らかになった。約3000億ドル(44兆4000億円)に上るロシア凍結資産の大半は欧州にある。
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事情に詳しい匿名の関係者によると、米政府高官は欧州当局者と協議し、ロシアに交渉入りを迫る圧力を強めるため、凍結されたロシア中央銀行の資産を段階的に差し押さえる案を検討した。
米国の提案には、中国とインドに50-100%の二次関税を課すほか、ロシア産エネルギーの流通を抑制するための貿易制限措置を導入することなどが含まれている。
ホワイトハウスの報道官はコメント要請にすぐには応じなかった。

トランプ米大統領は12日、FOXニュースのインタビューでプーチン大統領に対する忍耐が「急速に尽きつつある」と述べ、新たな対ロ経済制裁を警告した。米国が仲介するウクライナとウクライナの停戦交渉は行き詰まっている。
トランプ大統領は「銀行に対する制裁、そして石油や関税に関しても、非常に厳しい制裁が科されることになるだろう」と語った。
ロシアは同日、トランプ大統領が先月のプーチン大統領との会談後に呼びかけた、プーチン氏とウクライナのゼレンスキー大統領による直接対話の試みにもかかわらず、交渉は現在「一時停止」状態にあると明らかにした。
ロシア大統領府のペスコフ報道官は12日、記者団に対し「連絡ルートは存在し、確立されている。われわれの交渉担当者はこれらのルートを通じて連絡を取る機会があるが、現時点ではおそらく一時停止状態と言えるだろう」と述べたが、詳しい説明は避けた。
原題:US Proposes Broad G-7 Sanctions on Russian Energy to End War(抜粋)
Trump Says Losing Patience With Putin, Eyes Bank, Oil Sanctions
(抜粋)
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