ヘグセス米国防長官は9日、中国の董軍国防相と協議し、米国は中国との対立を望んでおらず、体制転換を図る意図もないと主張した。米国防総省が明らかにした。

  電話会談の要旨によれば、ヘグセス長官は米国が「中華人民共和国の締め付け」を目指しているのではないとも述べた。

  「米国にとってアジア太平洋地域は最優先戦域であり、そこに存在する極めて重要な米国の利益は断固として守ると、強い口調で伝えた」と国防総省のパーネル報道官は声明で明らかにした。

  声明は「率直で建設的な」対話や、さらなる協議で合意といった典型的な外交用語を用いている一方で、貿易交渉とアジア海域での衝突という難題を抱える2大国が、引き続き意思疎通を図っていることが今回のビデオ会談で示された。

  ブルームバーグが入手した国防総省の別の声明によると、来週開催される中国最大の年次安全保障会議「香山フォーラム」には、在北京の米国防武官が米国の代表として出席する。

  ヘグセス長官と初めて協議した董軍国防相は、安定的で開かれた両国関係を呼び掛けた。中国国防部の声明によると、台湾の独立を支援する軍事的な試みや、「台湾を利用して中国を封じ込める」行為はいかなるものも失敗すると、董軍国防相はヘグセス長官に伝えた。

  さらには米中が意思疎通を維持し、相互尊重に基づいた両軍の関係を構築すべきだとも述べた。

  董氏は5月にシンガポールで開催されたアジア安全保障会議「シャングリラ対話」を欠席したため、ヘグセス長官との初対面の機会を逃した。ヘグセス氏は同会議でアジアの同盟国に、防衛費引き上げを強く求め、中国外務省からの反発を招いた。

原題:Hegseth Tells Chinese Minister US Not Seeking Conflict (1)(抜粋)

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