英国のリーブス財務相は9日、英国が国際通貨基金(IMF)に救済を求める必要が生じる可能性があるした保守党党首の発言について「無責任だ」と非難した。

  保守党のベイドノック党首は8日夜、英BBCテレビで「英国がIMF に「頭を下げて」支援を求めなければならないかもしれず、「本当に懸念している」と述べた。

  ベイドノック氏は、1970年代、労働党のキャラハン首相(当時)下で、ポンド下支えのためにIMFの支援を受けたことに言及した。同氏は、現在の英国の借り入れコストの上昇を指摘し、スターマー政権には経済成長を促進する計画がないとしている。

  リーブス氏は9日の下院で、ベイドノック氏の発言について「真剣な発言ではなく、無責任。救済が必要なのは、指導力に欠ける保守党だけだ」と反論し、英国を貶め、注目を集めようとしていると非難した。

  リーブス氏は先週、BBCに対し、英国にIMFの救済が必要との見方は、「まともな経済学者」には受け入れがたいものだと主張していた。

  英国の30年債利回りは先週、1998年以来の高値である5.748%まで上昇した。その後、世界的な債券の反発の流れの中で急激に下がり、現在の利回りは5.47%前後となっている。

  ベイドノック氏の発言は、イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会のアンドリュー・センタンス元外部委員の発言を受けたものだ。センタンス氏は先月、英紙サンで、英国は「何らかの形の経済・金融危機に向かっている」可能性があり、「IMFの救済措置に向かっているかもしれない」と述べていた。

原題:Reeves Says ‘Not Serious’ to Suggest UK May Need IMF Bailout(抜粋)

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