29回目のオールトヨタフェストが開催

アメリカにおけるトヨタ愛は想像以上に深い。その熱さは日本を上回ると感じる時もある。オーナーミーティングも全米各地で開催されているが、その頂点に立つのが毎年6月に開催される『オールトヨタフェスト』だ。

こちらはTORC(トヨタ・オーナーズ・アンド・レストアーズ・クラブ)というトヨタ車のオーナーズクラブが主催している今年で29回目となるイベントで、6月28日に米国ロングビーチ・マリーナグリーンパークで開催された。

6月28日に米国ロングビーチで開催された『第29回オールトヨタフェスト』。6月28日に米国ロングビーチで開催された『第29回オールトヨタフェスト』。    Kit Fung@JCCS

こちらは世界で唯一『米国トヨタ公認』となり、今年もスポンサーブースでの展示車両など含めて、JDM(ジャパニーズ・ドメスティック・マーケット)人気の最中、約600台の気合入りまくりのトヨタ車が集合した。

オールトヨタフェストとはどんなイベント?

では『オールトヨタフェスト』とはどんなイベントなのか? 今年の出展車両などについて、主宰するTORC役員でもあるテリー&コウジ山口夫妻に聞いた。

「オールトヨタフェストは、TORC(トルク)が1995年に設立されたことに始まります。1996年の第1回に集まったトヨタ車は25台でしたが、わずか数年で300台以上となり、2017年からは駐車場に余裕がある、現在のロングビーチ市にあるマリナグリーンパークに場所を移して開催されています。

『第29回オールトヨタフェスト』のスタッフ集合写真。『第29回オールトヨタフェスト』のスタッフ集合写真。    Kit Fung@JCCS

今年は初代セリカの20台を始め、MR2の32台、ランドクルーザーの21台、1990年代カローラの11台、AE86の10台、カムリの22台、スープラの55台、タコマの16台、サイオンの20台、タンドラの6台などが参加しています。

参加車両をモデル別に分けて展示していることが特徴で、イメージとしてはクルマの博物館や動物園? のような感覚で、見る人に楽しんでもらえる展示を心がけています」

JDMなトヨタ車の魅力とは?

―TORCには、どんな方々が所属されているのでしょうか?

「2通りに分かれます。まずは、日本に駐留していた米兵さんや仕事で日本に居たメンバーです。それにフィリピンなど日本車が輸出された国に居た方はアメリカにないトヨタ車を愛し、人と違う変わったトヨタ車を所有する人も多いです。

会場には様々なトヨタ車が集結。こうしたカスタムも楽しんでいる。会場には様々なトヨタ車が集結。こうしたカスタムも楽しんでいる。    Kit Fung@JCCS

一方、根っからのアメリカ人は、トヨタがアメリカで成功を収めて来たその時々のクルマが好きで、若き日の思い出のトヨタ車を所有している方もいます。ほとんどのメンバーが1990年代、またはそれよりもっと前からクルマ遊びを楽しんでいます。

その時はまだ今のようなJDMブームも起こっていませんので、状態の良い個体を割と簡単に手に入れることができました」

―山口夫妻にとって、トヨタ車の魅力とはどんなところにありますか?

「私(コウジ)は初めてのクルマが初代セリカで、そこからクルマへの興味がでました。子供の時から抱いていたアメリカに住みたいという夢に加えて、セリカでアメリカのフリーウェイを走りたいと思うことが加わり、このセリカの輪が私たちのアメリカでの友達の輪を大きくしてくれました。

友達の輪は最後には米国トヨタ本社にも届き、トーランスに本社があった時は私たちは部外者ですが、まるで我が家の様に気軽に敷居をまたぎ、トヨタの空気を沢山吸ってきました。トヨタ車は私たちをアメリカに連れて来てました。品があって、カッコ良い。人に自慢できるクルマです」

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