戦時中に起きた水没事故で、183人が犠牲になった宇部市の海底炭鉱「長生炭鉱」で遺骨を探すための潜水調査の準備のため、坑道の中に酸素などが入ったタンクを運び入れる作業が行われました。

8日の調査では、これまで入ったことのない場所まで進む予定です。

宇部市の海底炭鉱「長生炭鉱」では、戦時中の1942年に坑道が水没する事故が起き、朝鮮半島出身の136人を含む183人が亡くなっていて、市民団体が去年から坑道に残された遺骨を探す潜水調査を行っています。

6日は、8日行う調査の準備として、海に突き出た排気筒からダイバーが坑道に入り、酸素などが入ったタンクやロープなどを運び入れる作業を行いました。

今回の調査では、ことし6月の前回の調査で到達した排気筒から沖に向かって坑道を200メートル余り進んだ場所からさらに奥に向かい、事故が起きたとみられる場所に近づいていく予定です。

これまで入ったことのない場所まで進むことになり、調査の時間は最長で7時間にわたると想定されています。

そのため、潜水の途中でタンクの交換などが必要になる可能性があることから、今回、事前に準備を行ったということです。

調査を行うダイバーの伊左治佳孝さんは「予定通りに準備をすることができました。遺骨に近づいていると思うので、あさっては遺骨を見つけたい」と話していました。

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