トランプ米大統領とメキシコのシェインバウム大統領は31日午前に電話会談を行う予定だ。事情に詳しい関係者が明らかにした。30%の関税発動の期限である8月1日が迫っているが、両国間で合意が成立していない。

  関係者によれば、メキシコのエブラルド経済相が率いる交渉団がトランプ政権の閣僚とワシントンで会談を重ねており、協議は既に首脳レベルの判断が求められる段階にある。メキシコ側は両国間の貿易不均衡の是正に向けて、誠意があり説得力もある提案を行ったという。関係者は公的に話す権限がないとして匿名で語った。

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メキシコのシェインバウム大統領

Photographer: ALFREDO ESTRELLA/AFP

  両国当局者の間で対話が継続しており、メキシコ側は合意の可能性について楽観的な見方を示しているが、最終決定を下すトランプ氏が、メキシコの提案をどう受け止めているかは不明だと関係者は話した。近年、メキシコは中国に次いで米国の対外貿易赤字が大きい国となっている。

  電話会談の予定に関するブルームバーグの報道が伝わると、メキシコ・ペソ高・ドル安が進み、1ドル=18.84ペソを付けた。ホワイトハウスとメキシコ大統領府の報道官は今のところコメント要請に応じていない。

  トランプ氏は今年、合成麻薬フェンタニルの米国への流入阻止対策が不十分だとしてメキシコとカナダに25%の関税を課した。ただ米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)準拠の貿易品目は適用除外となったため影響は限定的だった。

  だがトランプ氏は7月12日付の公開書簡で、メキシコの麻薬カルテル対策で進展が見られないとして、30%の関税を課すとシェインバウム氏に警告した。

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原題:Trump, Mexico’s Sheinbaum Plan Call as Tariff Deadline Nears (1)(抜粋)

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