28日の欧州株は小幅下落。欧州連合(EU)は米国と通商合意にたどり着いたものの、関税率がなお高水準で、企業利益を損ねる恐れがあるとの懸念が広がっている。

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  ストックス欧州600指数は0.2%下落。一時は0.9%高まで買い進まれた場面もあった。貿易関係の影響を受けやすい自動車関連銘柄は1.8%下落。

  アナリストらは、今回の米・EU通商合意は業績見通しに一定の明確さをもたらすものの、関税率はトランプ政権2期目以前の水準をなお上回っており、企業収益を圧迫すると指摘する。

  欧州債市場ではユーロ圏国債が英国債、米国債をアウトパフォームした。米国の関税措置による経済への影響が意識されている。

  ドイツ債の利回り曲線はブルフラット化。トレーダーの間で欧州中央銀行(ECB)の利下げ観測はやや加速した。2026年半ばまでに織り込まれている利下げ幅は22ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)と、先週末の19bpから上昇した。

  ECB政策委員会メンバーのカジミール・スロバキア中銀総裁は、経済の大幅な悪化が確認されない限り9月に利下げをすべきではないとの考えを示した。  

  ドイツは防衛支出を4年間で2倍余りに拡大し、最大1620億ユーロ(約28兆円)とする計画を政府高官が明らかにすると、ドイツ債は一時的に上げを失ったが、その後すぐに回復した。

7月28日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)

株終値前営業日比変化率ストックス欧州株600548.76-1.19-0.22%英FT1009,081.44-38.87-0.43%独DAX23,970.36-247.14-1.02%仏CAC407,800.88-33.70-0.43%債券直近利回り前営業日比独国債2年物1.92%-0.03独国債10年物2.69%-0.03英国債10年物4.65%+0.01

 

原題:Bunds Bull-Flatten, BTPs Lead on US Tariffs: End-of-Day Curves

European Stocks Edge Lower as Autos Decline on Tariff Hangover

(抜粋)