ドイツはヨーロッパの中でも北部に位置し北海道より緯度が高く、夏でも涼しいイメージだろう。しかし近年、酷暑や熱波の影響が大きく報じられ、今年の6月ですでに、西部の一部の都市では35度を超えた。大陸性気候のため、湿気は少なく蒸し暑いと感じることは少ないが、ジリジリと太陽光線で皮膚を焼かれるような感覚だ。

 ドイツ気象庁は2023年を「観測史上最も暑い年」と発表し、年間平均気温が10.6度に達したと報告した。これは通常の平均気温を1.3度上回る記録的な数値だ。もともとドイツにおいて、エアコンを見ることは少なかった。しかし、ここ10年ほどで、まずオフィスやショッピングモールから徐々に普及が始まり、この流れが一般家庭にも押し寄せている。



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週刊エコノミスト

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