参議院選挙は20日午後8時に投票が締め切られ、開票作業が進んでいる。与党(自民・公明)が伸び悩み、非改選を含めて、過半数を維持できるか微妙な情勢だ。注目選挙区の開票結果や与野党幹部の発言などを速報する。(各選挙区・比例選の開票結果は
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開票結果を見ながら厳しい表情を見せる石破茂・自民党総裁
32人の候補が出馬した
東京選挙区
では、自民の武見敬三氏や元衆院議員で無所属の山尾志桜里氏、政治団体代表の平野雨龍氏、日本維新の会元党政調会長の音喜多駿氏らが落選した。
参政党の神谷代表「連立内閣の一角目指したい」
インタビューで笑顔を見せる参政党の神谷代表(20日午後8時45分、東京都新宿区の同党開票センターで)=大石健登撮影
参政党は、東京や愛知、福岡などで議席を得たほか、比例選でも支持を広げ、改選1議席から大幅に躍進。神谷代表は20日夜、NHK番組で「党を認知していただいた。次の衆院選で50~60議席を取って、連立内閣の一角を占めるポジションを目指したい」と述べた。
自公で「改選過半数」63に届かず
自民・公明両党の与党の獲得議席が63に届かないことが確実になった。石破首相が勝敗ラインとした非改選も含めての過半数(50議席)を確保できるかが焦点に。
石破首相、与党が過半数割れでも続投
自民党の開票センターでインタビューを受ける石破首相(20日午後10時14分、東京都千代田区の同党本部で)=川口正峰撮影
石破首相はテレビ番組で「人口減少、安全保障、地方創生にきちんとした道筋をつけていくことは国家に対する責任だ」と続投を明言。
野党との連立の枠組み
について「次の時代に責任持つ党と協力していく」。
公明の斉藤代表、自公連立維持の意向
公明党の斉藤代表は20日夜のインターネット番組で、「(選挙結果が)悪くなったから離れましょうというのでは、かえって国民の信頼を失う」と、連立を維持する意向を示した。
投票率は58%前後、前回を上回る見通し
投票率(選挙区選)は、読売新聞社の推計で58%前後となり、2022年の前回選の52・05%を上回る見通し。
「自民敗北」で何が起きる?波乱含みの政局シナリオ
衆参で「過半数割れ」に陥りそうな石破政権。「石破おろし」は吹くのか。ポスト石破で有力視されているのは? ベテラン政治記者の吉田清久編集委員が解説。(詳しくは
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当選確実となった候補者のボードを付ける立憲民主党の野田代表(右)(20日午後10時47分、東京都千代田区の同党開票センターで)=米山要撮影
立憲民主党の野田代表は20日夜のフジテレビ番組で、石破首相が続投する場合の内閣不信任決議案の提出について、「当然視野に入ってくる。国民の民意はノーという意思表示だから、違う政権の受け皿ができるかどうかチャレンジする必要がある」。
国民・玉木代表「石破政権と組むことあり得ない」
報道各社とのインタビューでポーズを決める国民民主党の玉木代表(20日午後9時51分、東京都新宿区の同党開票センターで)=三浦邦彦撮影
国民民主党の玉木代表は20日夜のテレビ朝日の番組で「石破政権と(連立を)組むことはあり得ない。政策本位で、政策を実現するために与野党関係なく協力できるところは協力していく」と述べた。
京都選挙区(改選定数2)で、日本維新の会新人で元民放アナウンサーの新実彰平さん(36)が当選。京都での維新の議席獲得は初めて。
比例で日本保守党で弁護士の北村晴男氏が当選確実
比例選でテレビ番組にも出演していた弁護士の北村晴男氏が当選を確実に。百田代表は記者団に
「政治を変える力がある」
。
れいわ山本代表、外国人問題への争点シフトを批判
れいわ新選組の山本代表は20日夜のユーチューブチャンネルで、「今、問われるべきは国民生活、経済だ。外国人問題みたいなところに話題をシフトさせていったところが『ちょっと、何なんだそれ』と言うことだ」と述べた。
国民民主党の榛葉幹事長は、テレビ番組で、参院選後に自民党と連立を組む可能性について「多分ない。我々は誰と組むかよりも、何を実現するかだ」と語った。
自民・森山幹事長、責任の取り方「発言は遠慮したい」
インタビューに応じる自民党の森山幹事長(20日午後8時1分、東京都千代田区の同党本部で)=川口正峰撮影
自民党の森山幹事長は、自身の責任の取り方について「発言は遠慮したい」と述べた。森山幹事長のお膝元の
鹿児島選挙区
では、自民公認候補が敗れ、尾辻秀久・前参院議長の3女の
朋実さんが立憲民主党の推薦を受けて当選
。
参政党の神谷代表「多くの議席をいただけるのではと手応え」
参政党の神谷宗幣代表は記者会見で、「多くの議席をいただけるのではないかと手応えを感じて、この瞬間を迎えている」と語った。
激戦の東京選挙区で歌手のさや氏が当選を確実にした。
東京選挙区
では4人が当選確実に。
AIエンジニアの安野貴博氏が党首を務める「チームみらい」が議席を獲得することが確実になった。
参院選和歌山選挙区(改選定数1)は、無所属の望月良男氏が当選を確実にした。
兵庫選挙区で前明石市長の泉房穂氏が当選確実
兵庫選挙区
(改選定数3)で、無所属の泉房穂氏が当選を確実にした。
読売新聞出口調査
読売新聞の出口調査によると、自民、公明両党の与党の獲得議席は、目標としていた50議席に届かない可能性があり、与党が非改選の75議席とあわせて参院の過半数(125議席)を維持できるかは微妙な情勢。
石破首相(自民党総裁)が設定した勝敗ラインは、自民・公明両党の
与党で過半数(125議席)の維持
だ。両党の非改選議席が75議席あるため、今回の選挙で
「50」議席を確保できれば達成
できる。改選前の66議席から16減でも到達できるわけだ。
過半数を巡る与野党の争い
一方、立憲民主党は
改選議席での与党過半数割れとなる「63」議席
を掲げており、
野党・無所属・諸派で「77議席」
以上を確保すれば、非改選とあわせて参院全体で野党系が過半数を占めることになる。
総務省によると、午後4時現在の全国の投票率は22・42%で、前回2022年参院選の同時間(22・99%)より0・57ポイント低かった。
総務省は19日、参院選選挙区選の期日前投票者数の第3回中間状況を発表した。公示翌日の4日から18日までの15日間の投票者数は、国内外の選挙人名簿登録者数(2日現在)の20・58%にあたる2145万220人で、国政選挙での過去最多を更新。
読売新聞社が12日から15日にかけて実施した終盤の情勢調査によると、自民と公明の与党は50議席まで届かない可能性があり、苦戦している結果となった。
1人区の終盤情勢、序盤より与党が苦戦
全体の勝敗を分ける改選定数1の「1人区」32選挙区のうち、自民が優勢なのは、
石川
、
福井
、
鳥取・島根
、
山口
の4選挙区のみ。序盤では7選挙区だったが、
群馬
、
岐阜
、
奈良
の3選挙区が接戦に転じた。東北、四国、九州では、全ての1人区で激戦から抜け出せていない。
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