秋田と台湾を結ぶチャーター便を運航している台湾の航空会社の会長が、NHKのインタビューに応じ、チャーター便の運航をことし10月以降も延長する方針を明らかにした上で、1割以下にとどまるという日本人の利用者を増やすことなどが今後の課題だという認識を示しました。
秋田と台湾を結ぶチャーター便は、おととし12月に、およそ4年ぶりに再開され、台湾の航空会社「タイガーエア台湾」がことし10月まで運航を継続することを決めています。
「タイガーエア台湾」の黄世恵会長が、16日、NHKのインタビューに応じ、チャーター便の運航について「東北を訪れる台湾の観光客が増えており、10月以降も続ける予定だ」と述べことし10月から来年3月まで延長する方針を明らかにしました。
航空会社によりますと、期間延長に向け台湾当局への申請はすでに行っていて、国土交通省への手続きも進めているとしています。
また、「東京や大阪といった大都市以外の地域を旅行したいと考える台湾の観光客が増えている。来年3月以降についても基本的には問題なく継続できると考えている」として、来年3月以降も継続する可能性が高いという認識を示しました。
一方で黄会長は、「チャーター便を利用する日本人の割合が全体の1割以下にとどまっている」と指摘し、今後の継続や増便などに向けた課題として、秋田から台湾に行く日本人の利用者を増やすことをあげました。
さらに黄会長は、台湾から秋田に来る観光客を増やすための課題についても触れ「宿泊施設を増やすなど観光客を受け入れる環境を充実させるとともに、関係機関で連携して、教育や文化など幅広い分野での交流事業を増やして往来を活発化させることが求められている」と述べました。
「タイガーエア台湾」は、東北では秋田県のほか、宮城県や岩手県、福島県と、台湾北部の空港との間を結ぶ定期便やチャーター便を運航しています。
さらに16日からは、仙台と台湾南部の都市、高雄を結ぶ定期便の運航が始まり、今後、東北地方の中で台湾の観光客の獲得競争が激しくなることが予想されます。
