ロシアはウクライナに対して過去最大の空襲を仕掛けた。3日にトランプ米大統領は戦争終結を目指しロシアのプーチン大統領と電話会談を行ったが、結果に失望感を表明していた。
ウクライナ防空部隊によると、ロシアは合わせて550のドローンとミサイルを発射。大半は首都キーウに向けられ、攻撃は11時間余り続いた。このうち478の迎撃に成功したという。
キーウの軍事行政責任者、ティムール・トカチェンコ氏は通信アプリ「テレグラム」で、市内各地で爆発音が響き、5地区で着弾が確認され、住宅家屋にも被害が出たと明らかにした。攻撃による死傷者の数は23人に増えたと、キーウのクリチコ市長がテレグラムで報告した。
この攻撃は、トランプ氏がプーチン氏との電話会談に「深く失望した」と記者団に述べる中で行われた。会談でプーチン氏は、戦争目標を「撤回することはない」と主張したと、同国大統領府のウシャコフ大統領補佐官(外交政策担当)は説明していた。
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ロシアの空襲による被害を検証する住民ら(4日、キーウ)
Photographer: Andrew Kravchenko/Bloomberg
トランプ氏は「(プーチン氏が)停戦を目指しているとは思わない。極めて遺憾だ」と述べ、ウクライナのゼレンスキー大統領と4日に話す予定だと明らかにした。
ゼレンスキー氏は4日、ロシアの攻撃が始まったのは「トランプ氏とプーチン氏の電話会談が報じられたのとほぼ同時」で、「重大であざけるような攻撃」だと語った。
同氏は支援国に対し、防空システムの供給維持と対ロシア制裁の強化を呼び掛けた。「本当に大規模な圧力がなければ、ロシアがこの愚かで破壊的な行動を変えることはない」と、テレグラムに投稿した。

地下鉄構内に避難するキーウ市民
Photographer:Barbara Wojazer/AFP/Getty Images
原題:Russia Launches Huge Air Attack on Kyiv After Putin-Trump Call(抜粋)
