メキシコのラミレス財務・公債相は10日、ニューヨークでJPモルガン・チェースとブラックロックの最高経営責任者(CEO)らと会談した。
事情に詳しい複数の関係者によると、ラミレス氏はJPモルガンのジェイミー・ダイモンCEO、ブラックロックのラリー・フィンクCEOと個別に会談した。関係者は会談について公に話す権限は与えられていないとしている。

メキシコのラミレス財務・公債相
Photographer: Fred Ramos/ Bloomberg
JPモルガンとブラックロックはコメントを控えた。メキシコ財務省はコメント要請にすぐには返答しなかった。
シェインバウム大統領率いるメキシコ政府は政権交代を投資活性化の好機と捉えている。だが、与党連合が議会選挙で圧勝し憲法改正に必要な議席を確保したことで、メキシコに対する投資家の不安は高まっている。
議会はすでに司法制度改革法案を可決したほか、州兵の編入による軍の強化や、最低賃金引き上げに動いている。エネルギー改革も進行中。
ダイモン氏は昨年11月、米国市場に近いメキシコへ工場を移転する「ニアショアリング」ブームの中で、同国には「大きな」チャンスがあると述べていた。ただ、JPモルガンのストラテジストらは今月10日、「非常に予測不可能」な米大統領選挙のリスクを理由に、メキシコ・ペソに対する長期的な強気な見通しを下方修正した。
フィンク氏は、シェインバウム氏の前任者でメキシコの資産家たちとの関係がたびたび緊張したロペスオブラドール前大統領と複数回会談しており、直近では2月にメキシコを訪問。その際に大統領候補者だったシェインバウム氏と会談し、ブラックロックの同国へのコミットメントを強調していた。
原題:Mexico’s Finance Minister Met Jamie Dimon, Larry Fink in NYC(抜粋)
