電気自動車(EV)メーカー、米テスラの中国工場からの出荷台数が8カ月連続で減少した。世界的な販売低迷が続いており、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)はEV事業を再び重視する姿勢を示している。
全国乗用車市場情報連合会(乗連会)の暫定集計によると、テスラは5月に上海工場からセダン「モデル3」とスポーツタイプ多目的車(SUV)「モデルY」を計6万1662台出荷した。前年同月比15%減となった。国内販売と輸出の内訳は示されていない。
テスラの不振とは対照的に、中国市場全体ではEVやハイブリッド車を含む新エネルギー車(NEV)の販売が好調だ。暫定データによれば、5月のNEV販売は前年同月比38%増の124万台。

テスラは主要市場で販売低迷に直面。中国での業績も、今後さらに落ち込みが深刻化する可能性を示唆している。
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マスク氏の国際政治への関与やトランプ米大統領との緊密な関係が、米国や欧州でテスラ車に対する抗議活動を招いており、販売実績に影響を与えている。
トランプ政権を5月末に離脱したマスク氏はテスラの経営に引き続き力を入れると表明し、政治関連の支出も今後は抑制する意向を示している。
原題:Tesla’s China Shipments Extend Slump, Bucking Broader Sales Boom (抜粋)
