中国の調査機関「胡潤研究院」は2025年3月、中国人富裕層に関する調査(Hurun Chinese Luxury Consumer Survey & Hurun Best of the Best Awards 2025)を発表しました。
本調査は、1,000万元(約2億円*)以上の資産を持つ中国人富裕層750人を対象に、ライフスタイルや消費動向など、中国人富裕層の生活様式に関するデータを明らかにしています。
日本のインバウンド市場にも大きな影響を与える、中国人富裕層の直近の動向と旅行トレンドを解説します。
*1元=20円で訪日ラボ換算
関連記事:中国の「ウルトラ富裕層」ってどんな人?インバウンド戦略のカギとは
インバウンド対策サービスを探している方必見!無料で資料DLできる「訪日コム」を見てみる
富裕層にとって「旅行」は一番のレジャー
本調査が10時されるのは、今年で21年目です。これまでの20年間で、平均休暇日数が増加したり、人気の旅行先やスポーツの好みなどに変動はあったものの、中国人富裕層にとって、旅行は最も人気がある娯楽の一つであり続けています。
2025年の消費計画では、「旅行」(61%)に対して消費意欲を示した人が最も多くなりました。次に「子供の教育」(59%)、「健康・ウェルネス」(54%)が続き、これらの3つが依然として上位を占めています。
関連記事:富裕層インバウンドを取り込むメリット・課題とは?集客の条件や事例も解説
▲今後1年間の消費意欲:胡潤研究院 調査レポートより
中国人富裕層が好む娯楽としても、旅行(14%)が最も多く選ばれました。2位以降には、食事(11%)や温泉(8%)が続いています。
ディナーパーティーや展示会の参加は、2025年に初めてトップ10入りを果たしました。
▲最も好まれる娯楽:胡潤研究院 調査レポートより
海外旅行の意欲高まる 旅先の人気1位はモルディブ
調査によると、回答者の41%が年間30日以上の休暇を取り、平均して年に2回海外旅行をしています。海外旅行を一度も経験したことがない人はわずか7.5%にとどまりました。年間の旅行支出額は22万5,000元(約450万円)にのぼります。
調査によると、今後1年間においては、国内旅行より海外旅行の意欲が上昇傾向にあるとされています。
中国人富裕層に人気の海外旅行先では、4年連続でモルディブ(45%)が1位となりました。次いでフランス(40%)、シンガポール(37%)、ドバイ(34%)と続き、日本(31%)は6位にランクインしています。
フランスは2020年〜2021年を除いて、この10年間常にトップ3にランクインしており、安定した人気を誇ります。ドバイは、2023年以降大きく人気が伸びました。
また、13位にランクインしたアイスランド(14%)も、新たに中国人富裕層が好む旅行先のひとつとして注目されています。一方、1億元以上の資産を持つ超富裕層は、スイスや米国をより好みました。
▲人気の旅行先(国内、海外):胡潤研究院 調査レポートより
「歴史・文化」が人気の旅行テーマに旅行のテーマに関しても、新たな変化が見られました。
中国人富裕層に人気のある旅行先では、「史跡」「太陽が降り注ぐビーチ」「高級リゾート」がトップ3となりました。一方、2025年は「歴史文化」の人気が大きく上がりました。
そのほか、近距離のラグジュアリー旅行や海上クルーズの人気も高まっており、これは近距離での体験型ラグジュアリー旅行が新たに台頭していることを反映しています。
調査によると、中国のハイエンドサービスの市場規模は、前年比17%増加しました。中でも、文化的なイベントや高級ホテル、プライベートジェットなどは、今後成長する可能性があるということです。
関連記事:中国の富裕層・ミドルクラス旅行者の最新旅行トレンド【訪日ラボ中国人スタッフが解説】
▲最も人気の旅行テーマ:胡潤研究院 調査レポートより
海外料理では、依然として日本食が人気
食の好みに関する調査では、「四川料理」(56%)を好む回答者が最も多くなりました。
他国の料理では、「日本料理」(39%)が依然として最も人気があり、次に「フランス料理」(38%)、「イタリア料理」(32%)が続いています。
関連記事:インバウンド人気の日本食は多様化 アジアでは「うなぎブーム」 (SAVOR JAPAN)
▲最も人気の料理:胡潤研究院 調査レポートより
インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!
訪日ラボに相談してみる
<参照>
胡润百富:2025胡润至尚优品—中国高净值人群品质生活报告
Dragon Trail International:Hurun Chinese Luxury Consumer Survey 2025
【5/15開催】【万博で盛り上がる日本の夏休み】今すぐ始めるインバウンド戦略!旅マエ×旅ナカプロモーション成功の秘訣

本ウェビナーは、株式会社movと株式会社クライドの共催により、急増する訪日外国人観光客 “インバウンド”需要にフォーカスしたプロモーション戦略を徹底解説します。
2025年の日本の夏休みは、大阪・関西万博により例年以上に訪日客が見込まれています。観光・飲食・小売など、さまざまな業界で「旅マエ(旅行前)」と「旅ナカ(旅行中)」それぞれのタイミングで適切な情報接点を持つことが、集客や売上の鍵を握っています。
今回は、需要が高まるインバウンド市場のトレンドや最新動向についてデータで読み解き、具体的な訪日客へのターゲティング・アプローチについて紹介いたします。
インバウンド戦略のアップデートに悩む方や、効果的な広告施策を模索しているご担当者さま必見の内容です!
<本セミナーのポイント>
最新のインバウンド動向が分かる!
「旅マエ」「旅ナカ」のタイミング別に有効なプロモーション手法が分かる!
すぐに始められるインバウンド向けの広告手法が分かる!
詳しくはこちらをご覧ください。
→【万博で盛り上がる日本の夏休み】今すぐ始めるインバウンド戦略!旅マエ×旅ナカプロモーション成功の秘訣
【インバウンド情報まとめ 2025年4月後編】韓国でイブ・ロキソニンなど鎮痛薬が一部持ち込み禁止に ほか

訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に4月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→韓国でイブ・ロキソニンなど鎮痛薬が一部持ち込み禁止に ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年4月後編】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」
スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。
「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!
→ 【無料】「インバウンドの教科書」を見てみる
