2025年5月12日 14:06

警察が再現したニセの逮捕状
大阪府警は12日、警察官などをかたり約2億7000万円相当をだまし取る詐欺事件が発生したと発表しました。逮捕状のようなものの画像を送り付ける手口だということです。
警察によりますと、被害にあったのは大阪府内に住む80代の女性で、4月下旬、警察官などを名乗る人物から電話があり、「特殊詐欺事件の被疑者の疑いがあり、資産を調査する必要がある」などと言われ、計約2億7000万円相当の金塊などをだまし取られたということです。
■“逮捕状”と“捜索差押許可状”の画像が届く
続けて、「特殊詐欺事件の振込先として使われた口座の2つのうち、1つを犯人があなたから買ったと言っている。あなたには逮捕状が出ており、このままだと逮捕することになる」などと、“逮捕状”と“捜索差押許可状”とされる画像が届きました。
被害者が、身に覚えのない旨を伝えると、「逮捕されないためには私の言うことを聞いてください」「口座が不正に使われていないか調査します」などと言われ、保有している口座や資産を伝えてしまったということです。
その後、「調査が終わり問題がなければ返却する。すべての貴金属を玄関の前に置いてください」などと言われ、言われるがまま貴金属を玄関前に置いたところ、何者かが回収。被害は、金の延べ棒や金貨など、計約2億7000万円に上るということです。
その数日後、家族が内容に気づき、警察署に届け出たことで発覚したということです。
警察官などをかたる詐欺としては、今年の被害額としては最高額だということです。
■別に似た手口で1.3億円被害も判明
また、これとは別に、同様に警察官などをかたり、約1億3000万円をだまし取る詐欺事件も発生したと発表しました。
被害にあったのは大阪府内に住む70代の男性で、3月下旬から4月下旬にかけて「詐欺に関与している疑いがあり、口座資金を調査する必要がある」などと言われ、複数回にわたり金を振り込んでしまったということです。
■大阪府警「逮捕状を画像で送ることはない」
大阪府警は、「警察は警察手帳や逮捕状などを画像で送ることはありません」「捜査等の名目で金銭を金銭を要求しません」と、注意を呼び掛けています。
最終更新日:2025年5月12日 15:50
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