
米国株式市場は急反発して取引を終えた。22日、ニューヨークで撮影(2025年 ロイター/Brendan McDermid)
[ニューヨーク 22日 ロイター] – 米国株式市場は急反発して取引を終えた。米中貿易摩擦が緩和に向かう兆しが出ていることで、これまで様子見姿勢を取っていた市場参加者が買いに転じ、主要3指数はそろって2.5%を超えて上昇。ダウ工業株30種(.DJI), opens new tabは1016ドル高で引けた。ベッセント米財務長官はこの日、将来行われる見通しの中国との貿易交渉は「長期戦」になる可能性が高いものの、米中貿易摩擦は緩和されると確信していると述べた。 もっと見る
カーソン・グループ(オマハ)のチーフ市場ストラテジスト、ライアン・デトリック氏は「ジェットコースターのような相場展開は続いている」としながらも、「ベッセント長官の発言で米中貿易を巡る緊張がやや和らぎ、相場が押し上げられた」と指摘。「米政権は関税を巡る不確実性で市場が痛手を受けていることは認識している。今後、貿易を巡る何らかの前向きなニュースが出てくる可能性がある」と述べた。
S&P総合500種(.SPX), opens new tabは米関税政策を背景とした過去数週間の売りを受け、2月19日に付けた終値での最高値を依然として約14%下回っている。この日は企業決算も材料視された。複合企業スリーエム(3M)(MMM.N), opens new tabは、第1・四半期の利益が予想を上回ったことを好感して8.1%上昇。ただ、2025年の利益については関税の影響を受ける可能性を示唆した。防衛大手ノースロップ・グラマン(NOC.N), opens new tabは大幅減益を嫌気して12.7%下落した。
航空防衛大手RTXも9.8%安。関税の影響で通期利益が8億5000万ドル下押しされる可能性があるとの見方を示した。
S&P500の主要11業種が軒並み上昇し、金融(.SPSY), opens new tabや一般消費財(.SPLRCD), opens new tabの上昇率が大きかった。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を6.4対1の比率で上回った。ナスダックでも4.5対1で値上がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は152億1000万株。直近20営業日の平均は189億4000万株。
LSEGデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります
※米国株式市場
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