トランプ関税、ドイツ経由で中欧経済に打撃=S&Pグローバル

 トランプ米大統領が表明した欧州連合(EU)からの輸入品に対する25%の関税賦課について、S&Pグローバル・レーティングは実施されれば中欧諸国の経済見通しが悪化し、各国の財政問題が深刻化する可能性が大きいと指摘した。写真は、パナマ船籍のコンテナ船「エバー・グッズ」。2月8日、ドイツのハンブルク港で撮影(2025年 ロイター/Fabian Bimmer)

[ベルリン 11日 ロイター] – ドイツの2024年の対米貿易黒字が過去最高を記録したことが、連邦統計庁のデータから分かった。

24年年間の対米貿易黒字は700億ユーロ(720億ドル)に拡大し、過去最高を付けていた23年の633億ユーロを大きく上回った。

トランプ米大統領は10日、鉄鋼とアルミニウムに対する関税を大幅に引き上げ、一律25%とし、主要供給国のカナダ、メキシコ、ブラジルなどへの適用除外措置と無関税枠を撤回した。 もっと見る

ドイツのショルツ首相はこれに対し、欧州連合(EU)は関税措置に関する正式通知を待っているが、そうした動きがあれば報復措置を取ると表明している。

キール世界経済研究所(IfW)のホルガー・ゲルグ氏は、トランプ大統領がドイツからの輸入品に新たな関税を課した場合には、貿易黒字の増加が反転する可能性があると指摘する。

24年のドイツの対米輸出は自動車や医薬品などの好調に支えられ前年比2.2%増の1613億ユーロと過去最高を更新。米国はドイツで製造されたモノの最大の輸入国だった。

米国からの輸入は昨年3.4%減の914億ユーロとなった。

ゲルグ氏は、米国の貿易赤字は米国製品の国際競争力の欠如を反映しており、関税では解決できないとの見方を示した。

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Maria Martinez is a Reuters correspondent in Berlin covering German economics and the ministry of finance. Maria previously worked at Dow Jones Newswires in Barcelona covering European economics and at Bloomberg, Debtwire and the New York Stock Exchange in New York City. She graduated with a Master of International Affairs at Columbia University as a Fulbright scholar.

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