金価格が再び最高値を更新した。トランプ米政権が世界的な貿易戦争で新たな戦線を開く可能性のある調査を指示し、株安や安全資産への動きが強まった。
金のスポット価格は16日、一時1.89%上昇し1オンス=3291ドルを超え、14日に記録していたこれまでの最高値を上回った。トランプ大統領は15日、重要鉱物への関税の必要性について調査開始を指示する大統領令に署名。トレーダーは関税を巡るヘッドラインに再び振り回された。
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貿易戦争激化に伴う世界的なリセッション(景気後退)懸念が広がっているほか、トランプ政権による関税発表が予測不能で投資家が長期ポジションを取るのに苦労する中、金は今年に入り20%余り上昇。最高値を度々更新している。
中国は国内航空会社に対し納入待ちとなっているボーイング機の受領を停止するよう要求。トランプ大統領は交渉開始に向けて中国側に接触を求めた。
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ゴールドマン・サックス・グループは金価格が2026年半ばまでに1オンス=4000ドルに上昇すると予想している。
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シンガポール時間午後2時15分(日本時間同3時15分)時点で、金は1.84%上昇し3289.91ドルとなっている。
原題:Gold Climbs to Record as Expanding Trade War Aids Haven Demand(抜粋)
