スペインのサンチェス首相は11日、中国と欧州連合(EU)の「強固でバランスのとれた」関係構築にスペインは取り組むと表明した。トランプ米大統領が仕掛けた貿易戦争の激化に伴い、世界的に緊張が高まっている。
北京入りした同首相は中国の習近平国家主席と会談前のあいさつで、「相互に有益な関係を築き、バランスのとれた貿易と投資を促進する必要がある」と指摘。「スペインは欧州に深く根差した国であり、中国をEUのパートナーと見なしている」と語った。

スペインと中国の首脳会談(北京、11日)
Photographer: Andres Martinez Casares/AFP/Getty Images
事情に詳しい関係者によると、EU首脳は今年後半に予定されているEU・中国首脳会議(サミット)の一環として、恐らく7月に訪中し習氏と会談する方向。非公開情報だとして匿名を条件に明らかにした。
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サンチェス氏の訪中は、ここ2年で3度目。同氏は米国の関税措置を「誰にとっても不当で不公平で有害な措置」と非難していた。
習氏はサンチェス氏の頻繁な訪中を称賛し、「国際情勢の変化と混乱」の中で中国政府は「より戦略的な決意と活力」をもって二国間関係を構築していく用意があると説明。「孤立主義、単独行動主義、デカップリング(切り離し)」に共同で反対する取り組みを呼びかけ、世界を覆う混乱を踏まえ、中国・スペイン関係の安定的発展は特に重要だと述べた。
原題:Spanish Premier Begins Outreach to China, Calls It Partner of EU (抜粋)
