鹿児島ユナイテッドFCのマッチデープログラム。
今回は5月17日に行われる明治安田J2・J3百年構想リーグ第17節、鹿児島ユナイテッドFC vs ロアッソ熊本のマッチデープログラムです。
さつま島美人SPECIAL MATCH 明治安田J2・J3百年構想リーグ第17節

村主博正 監督コメント(5月13日トレーニング後の囲み取材より抜粋)

今日のトレーニングで意識したこと
相手コートに侵入する回数は、データを見ても高いです。
そこから点を取る事を考えた時に、チャンスは作れているような気はするが、でも決め切れていない、そこから当然自分は何かしらできるんじゃないかと考えます。
ただこれをやり続けていかないと実らないものもあるので、そこのところをどうするかは日々考えています。
だから選手には、チャンスは作っている、でもここから個人個人も逃げないで、ちゃんと自分たちで突き詰めないと、状況はいつまでも変わらないという話をしました。
それはお互い、矢印は自分たちに向けて、今できることの中で日々努力して、よりいいものを作っていかないと、この先なかなか得点は生まれないと思っています。
攻撃のトレーニングのところでは少し阿吽の呼吸でできるようにしたいなと思って、映像を見せて、実践の中でやったというところです。
トレーニング時の細かいミスについて
前に入れること自体は悪くないですが、タイミングが合っていなかったり、絵が合っていなかったり、そういうところを合わせるのが練習です。
あとは少しひらめきみたいなトリッキーなプレーというので、このJリーグの得点のところを見ても、海外の得点のところを見ても、そういうので得点はやはり入っているので、そのシーンをたくさん見せました。
当然形の中で崩せているところもあるし、そんなにかっこいい形じゃないけど、人がなだれ込んで点になっているシーンとか、色んな形で点が取れるようにというところで少し見せています。
きれいに崩そうと思ってもそんな簡単ではありません。
でも、裏をつきながら、表もつきながら、あとは自分たちの距離をよくすることで、アイデアも多分出てくるだろうし、その発想を豊か、より増やさないとなかなか点にはならないと思います。
ここにいる選手はみんな本当に鹿児島が好きで、真面目な選手がいて、それで今の守備が成り立っています。
ただその反面、愚直にやってくれるところがありつつも、少し遊びがないかもしれません。
それは自分のチーム作りのところもあるし、少し何か、サッカー選手としての遊びみたいなのが出てくるとまた点が取れるのかなというところです。
2日間オフがあったので、自分もずっとどうやったら点が取れるか思いながら、でも自分たちの良さは当然出ています。
ずっと1点差ゲームができていて、失点のところも0の試合がいくつかあります。
ただそこから勝ち点を取るためにみんなが必死にもがくタイミングなのかもしれません。
もっともっと突き詰めていったら答えがちょっとずつ擦り合わさってくるかもしれないと思っています。
大分さんも、ずっと連敗していて、滋賀さんもずっと連敗して苦しい中で、もがいた結果が今回みたいな闘い方だったと思います。
そこに負けたのも事実で、それはもう自分たちの力不足です。
でも、ああいう相手に、もがいてきた相手にちゃんと勝てるぐらいの力をつけておかないといけません。
そのように、改めて自分たちが力をもっとつけないと、この先は上には行けないと感じさせるゴールデンウィークだったような気がします。
ホーム最終戦で見せたい姿
とにかく本当に、敗戦した悔しさをプレーで表現しないと、結局形とか、やりますという言葉ではありません。
自分たちの仕事はちゃんと結果を出して、それをプレーで表現して、みんなが認めてくれて、他者評価で、ようやくできているねという世界です。
自分ががんばっていますではなく、結果を出すためにもっともっと突き詰めてやっていかないといけないと思います。
それを出せるように、やっていければ、勝ち点というのは取れる確率が高くなると思っています。
福田望久斗 選手コメント(5月13日トレーニング後の囲み取材より抜粋)

今日のトレーニングで意識したこと
連戦が終わって2日間のオフが明けて、みんながリフレッシュした中でのトレーニングでした。
連戦で全然いい結果が残せなかったので、しっかり最初から強度を持ってやろうというのは多分チーム全体で心がけたところだと思います。
直近6試合90分で勝てていない現状について
もう本当にひどいという一言です。
やはり6試合で90分での勝ちがない中で、攻撃陣のクオリティに対しては責任を感じています。
攻撃面でのトレーニングについて
やはりまだコンビネーションでうまくいかない部分もありました。
そんな中で、ああいうトレーニングでもっと選手同士のコンビネーションを身につけていけたらいいかなと思います。
攻撃時のクロス対応について
村主監督もクロスには、ニアに1人が入って、その中でファーにももう1人と意識しています。
チームとしてはそういう部分では練習でやったことがまだ試合に活かされていないのがまだあるので、そういうところが今の結果だと思います。
次節に向けて
もう終盤なのですが、この連戦で全然自分たちのサッカーができなかったので、最初のいいイメージのサッカーをもう一回取り戻したいです。
そして、やはりサポーターが喜ぶことが自分たちとしても一番嬉しいので、しっかりサポーターにいい形でホーム戦を終われたらと思います。
個人として思うこと
もうゴールが全然取れていないので、まずチームとしてゴールは意識して、その中で自分が決めればチームも勝てると思います。
しっかり個人の結果は意識していきたいと思います。
梅木翔斗 選手コメント(5月13日トレーニング後の囲み取材より抜粋)

今日のトレーニングで意識したこと
自分自身、前の試合では相手がブロックを敷いてきたなかで、あまりボールをうまくつなぐことができませんした。
しっかり中盤の間でボールをつなぎながら、あとは前への選択肢を増やして、本当に空いているなら、どんどん前につけて、背後が空いているならどんどん背後にアクションした選手に出すことは意識しました。
ここまでのチームでの自身の状況を振り返って
本当に満足いっていないのが本当のところです。
その中でやはり結果は出していきたいですし、自分が出た試合の中では、まず勝ちがなく、PKでしか勝っていません。
しっかり90分の中で勝たせられるような選手にならないといけないなと改めて思いました。
特に満足できていないところ
セカンドボールの回収だったり、攻撃へのひとつのアクセント、アイデアはまだ足りない部分があります。
そこでもっとピッチの中で違いを出せる選手、証明できる選手になりたい、ならなければならないと感じています。
チームのなかで自身に求められていること
攻撃が好きな選手が多い中で、自分は中盤の底でハードワークできる選手です。
しっかりこぼれたところを回収し、あとは守備の部分でチームに足りないところがあれば自分が補うみたいな感じで、チームの守備の強度を出せる選手になりたいです。
ホーム最終戦に向けて
まずハードワークが自分のひとつの武器なので、そこを見てほしいのと、あとは攻撃のひとつの配球を見てもらえたらなと思います。
またミドルシュートがあまり打てていないので、そこで思い切り足を振って一つ点を取りたいです。
そして勝ちがあまりない中で、サポーターが滋賀にも多く来てくれましたし、そうやって応援してくれるサポーターがいて、それはとても幸せなことなので、そこに勝利を届けられるように頑張りたいと思います。
前節までの振り返り
明治安田J2・J3百年構想リーグ第15節
vs 大分トリニータ 白波スタジアム(鹿児島県立鴨池陸上競技場)
PK戦の末に勝ち点2を得たFC琉球戦から中二日、ホームで迎えた大分トリニータ戦。
メインスタンドも、バックスタンドもサポーターで埋め尽くされ、さらに両ゴール裏の芝生エリアにも家族連れをはじめ多くのサポーターが座っている。
後半に発表された来場者数はクラブ史上最多を更新する11,988名。
「ゴールデンウィーク最終日ということもありますし、本当に90分ずっと後押しし続けてくれていました。このなかでプレーできる幸せは本当にすごく感じました(山田裕翔)」
壮観な雰囲気のなかで、鹿児島は前節から9名のスタメンを入れ替えて臨んだ。
試合はお互いに手堅い守備が際立つ展開が続く。

6分、大分陣内でボールを奪い、嵯峨理久のヘディングでの落としから最後は河村慶人が遠目からシュートを打っていく。
10分、大分は右サイドの突破からクロスを上げ続け、最後はヘディングで合わせるが、鹿児島は厳しくマークすることで、いい形で打たせない。
39分、大分が左サイドからクロスを上げ、最後はファーサイドから強烈なシュートを打つ。
お互いに枠内へのシュートを打てないまま前半が終わる。
「前半は大分さんの局面での一対一、守備から攻撃・攻撃から守備の切り替えのところで上回られていました。このままじゃ駄目だぞという空気感が選手のコミュニケーションの中から出るかなと思ったんですが、そんな感じもなく、少し自分の方からそこはこのままだったら駄目だという話をしました(村主博正監督)」
後半に入った46分、右サイドのクロスが流れたところを杉井颯が収めて、改めてゴール前にクロスを入れる。
中山桂吾が飛び込むがわずかに枠を外れる。

63分、左サイドでのパス回しから最後は嵯峨が左足で合わせる。
65分、大分が右サイドからクロスを入れる。
GK川上康平が弾いたところから、最後はボレーで合わせられ、大分が先制する。
「この失点だけに絞って反省するなら、すごく安易だったという一言です。局面で言えば、しっかりパンチングするだったり、最後に寄せるところというのは緩かったなと思います。このような失点をしているようでは、勝ち切れるゲームも勝ち切れないです(山田裕翔)」
84分、大分陣内でボールをカットした青木義孝が持ち上がり、パス。
大分の選手が足を伸ばすがボールは武星弥が収めて、ボールを運ぶ。

右足でコースを狙ったグラウンダーのシュートは大分DFの股を抜け、GKの手を超えるが、ゴールポストに跳ね返される。
87分、大分がクリアしたところを回収したボールをつなぐ、福田望久斗が左サイドから入れたボールを大分GKが弾く。江川慶城が詰めるがシュートには至らない。
スコアは動かず0-1で敗戦した。
「本当に正直、悔しいという言葉では表せないです。本当に熱いサポーターが多いのは、自分がプロになってからずっと思っていて、そのサポーターの皆さんに後押しを受けて、本当に自分たちは結果で恩返しするしかないので、もっともっとチームとして個人としてもやっていきたいと思います(武星弥)」

「大分の選手は後ろが堅いこともありますし、全体的に自分たちの距離感、やりたいこともちょっとバラバラだったとは思います。あとは質の部分でのミスが多かったですし、自分自身も攻撃の時間を止めてしまったりとか、ここからという時のミスがもったいなかったので、そこは相手がどうこうというよりは、自分たちが招いた結果かなと思います(吉尾虹樹)」
ボランチとして攻撃を形作る吉尾は自身に目線を向けていた。
そして悔やむ間もなく中三日でアウェイでのレイラック滋賀FC戦が控えている。
明治安田J2・J3百年構想リーグ第15節 監督・選手コメント

前節までの振り返り
明治安田J2・J3百年構想リーグ第16節
vs レイラック滋賀FC 平和堂HATOスタジアム(滋賀県彦根市)
大分戦から中三日、アウェイで迎えたレイラック滋賀FC戦。
鹿児島は前節からスタメン5人を入れ替えて試合に臨む。
アウェイでもサポーターが送る熱い声援を背に、鹿児島は序盤から優位に立つ。
13分、コーナーキックがファーサイドに流れたところを、福田望久斗が胸で収めて打ったシュートが滋賀のゴールを襲う。
「滋賀さんがスリーバックにプラス、ボランチのところにもセンターバックの選手で並べてきました(村主博正監督)」
その守備を固める滋賀に対しても28分、GK熊倉匠のロングキックを最前線の有田稜がヘディングで落とし、背後のスペースを右MFの嵯峨理久が走る。
嵯峨が入れたクロスから福田、有田、河村慶人がゴールを狙うが決められない。
40分にセンターバックの山田裕翔がミドルシュートを打つ。

「相手のスタメンも背の高い選手が出てきて、そういった中で、よりポケットのところを狙う意識だとか、相手の背後を狙いつつも、相手が下がったところを狙いつつ、優先順位をしっかり背後を狙いながら、そこから自分たちが押し込んでいた部分はあります(嵯峨理久)」
前半、滋賀に1本のシュートも打たせない鹿児島だが、人数をかけた守備を打ち破ってのゴールはならない。
しかし後半開始直後、鹿児島は江川慶城のヘディングのクリアを拾われ、ペナルティエリア内でのファウルを取られる。
PKを決められ、滋賀が先制する。

「自分たちが我慢しきれなかったというか、自分のミスで失点してしまったのが全てだと思います(江川慶城)」
「全体で点を取りに行こうという中で、自分たちのミスから失点してしまって、流れを相手に持っていかれてしまったので、やはり入りのところはもっと気を引き締めないといけません(熊倉匠)」
「試合では正直何があるかわからない中で、そういう何かトラブルが起きた時、アクシデントで失点した時にも、全員がやはり落ち着いて、まず一歩取り返すということをしなければいけません(嵯峨理久)」
1点を追う鹿児島は56分、左サイドから福田が入れたクロスをゴール前で途中出場の武星弥が合わせるが、滋賀GKに防がれる。
59分、嵯峨の中央突破からボールを収めた有田がスルーパスを出し、武がGKとの1対1を迎えようとするが、滋賀のディフェンスが足を伸ばしてクリアする。
直後のコーナーキックから逆サイドの嵯峨のシュートを打つ。

「相手もこちら分析してきてロングボールが増えたりする中で、なかなか前線でカットしてショートカウンターという形がなくなっているのが、リーグ前半との違いだと思います相手が引いたところをどう崩していくかというのはチームとしても課題です(藤村慶太)」
鹿児島はボランチの藤村慶太を中心に縦へのボールと、パスを回しながらの展開を続けるが、決定的なチャンスを作ることができない。
93分、熊倉がゴール前に入れたボールが跳ね返ったところを藤村慶太が合わせたボレーが守備網を抜けるが、GKが反応する。
最後まで1点を奪えず、連敗となった。
「より強さを求めつつ、前への推進力というものを出してはいますが、それプラスアルファのところで、もう少し選手のできることも踏まえて手を打ってあげないといけないと思っています。当然自分たちの前への推進力という武器を無くしたら何もなくなってしまうので、そこをまず前面に出しつつも、そこをより強く出しつつも、もう1個プラスアルファはできるように、また1週間努力していきたいと思います(村主博正監督)」
ここまでリーグ10チーム中3位と上位につけられている要因と強み、一方でなかなか90分で勝ちきることと複数得点を奪えていない課題をそれぞれに受け止めている。

「ある程度自分たちができないことは、今日で明確になったと思います。しかし、その中でも自分たちのこれまで積み重ねてきた強みというのも間違いなくあるのでそこはぶれずに、積み上げてきたことに向かっていかないといけないと思います。
今日、遠い滋賀まで来てくださったのに勝利を続けられなかったことは本当に申し訳ないですし、次はみんなでひとつになって勝利を届けたいと思います(嵯峨理久)」
今週末は鴨池にロアッソ熊本を迎えてのホーム最終戦となる。
この百年構想リーグはプレーオフを含めて4試合、さらにその後には村主監督と嵯峨理久、吉尾虹樹、河村慶人の4名がオールスターに選ばれている。
それでも、チームにとっては目の前の1試合。
ホームでもアウェイでも熱く応援してくれているサポーターのために、今目の前にいるサポーターのために、ゴールと勝利を目指し、走り続ける。
明治安田J2・J3百年構想リーグ第16節 監督・選手コメント

