ニュージーランドの7-9月(第3四半期)の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年同期比で大きく低下し、2021年1-3月(第1四半期)以来3年強ぶりにNZ準備銀行(中央銀行)の目標レンジ(1-3%)に戻った。

  NZ統計局の16日の発表によると、7-9月期のCPI伸び率は2.2%と、4-6月(第2四半期)の3.3%から低下した。エコノミスト予想と一致したが、NZ中銀は2.3%を予測していた。前期比では0.6%と、エコノミスト予想の0.7%を下回った。

New Zealand Inflation Back Inside 1-3% Target Band | Domestic price pressures remain sticky

 

 

  NZ中銀は8月、政策金利のオフィシャルキャッシュレート(OCR)を0.25ポイント引き下げて緩和サイクルを開始した。先週の政策決定会合では利下げペースを加速し、0.5ポイント引き下げて4.75%とした。インフレが大きく鈍化し、再びリセッション(景気後退)に入った可能性が高いことから、当局者は年内最後の会合となる11月27日に大幅な追加利下げに動くと予想されている。

  統計を受け、NZドルは下落。ウェリントン時間午前11時21分(日本時間同7時21分)時点で1NZドル=0.6069米ドルと、発表前の0.6090米ドルから下落した。スワップのデータによると、来月に0.75ポイント利下げがある確率は45%と市場は現時点で想定している。

原題:New Zealand Inflation Slows to Lowest Rate Since Early 2021 (2)(抜粋)

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