関税、持続的なインフレにつながる可能性=セントルイス連銀総裁

米セントルイス地区連銀のムサレム総裁は26日、米国のインフレ率が短期的には連邦準備理事会(FRB)の2%目標を上回って停滞、あるいは一段上昇するリスクが高まっており、関税も持続的な上昇圧力を引き起こす可能性があるとの見方を示した。2月撮影(2025年 ロイター/Brendan McDermid)

[26日 ロイター] – 米セントルイス地区連銀のムサレム総裁は26日、米国のインフレ率が短期的には連邦準備理事会(FRB)の2%目標を上回って停滞、あるいは一段上昇するリスクが高まっており、関税も持続的な上昇圧力を引き起こす可能性があるとの見方を示した。

ムサレム氏は、関税の当初の直接的な影響は短期的なものになる可能性があるとしながらも、FRBに対応を迫るほどの影響を与えることなく全て消え去るか油断せず見守る姿勢を示した。

インフレ期待と物価が一貫して上昇すれば、FRBは将来的に金融引き締め政策の検討を迫られる可能性もあるが、それは同氏の基本見通しではないとも指摘。「経済が引き続き好調でインフレが目標を上回っている場合、インフレが2%に収束するという確信が得られるまで、現在の緩やかな引き締め政策は適切であり続けると確信している」とした。さらに、現状を考慮するとFRBが利下げを急ぐ必要はないとも述べた。

その上で、「労働市場が引き続き堅調で関税の二次的影響が発現した場合、あるいは中長期的なインフレ期待が実際のインフレ率またはその持続性を高め始める場合、適度に引き締め的な政策をより長期間維持するか、あるいはより引き締め的な政策の検討が必要になる可能性がある」とした。

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Covers the U.S. Federal Reserve, monetary policy and the economy, a graduate of the University of Maryland and Johns Hopkins University with previous experience as a foreign correspondent, economics reporter and on the local staff of the Washington Post.