30年弱、大リーグ名鑑を編集 「多様な視点で楽しんで」 友成那智さん(青森市出身)

友成さんが編著を務めた今年の選手名鑑(廣済堂出版提供)

(東奥日報)

 ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手ら日本人選手の活躍に期待が集まる米大リーグが今年も開幕した。青森市出身の友成那智(本名・吉田健城)さん(68)=東京都在住=は長年、大リーガーの名鑑を編集してきたスポーツ編集者だ。今季は、二刀流を復活させる大谷選手ら日本人投手に注目。日本のファンに多様な視点で大リーグを楽しんでほしい、と話す。

 友成さんは青森市で育ち千刈小に入学。親の転勤に伴い三戸町で2年暮らした後、中学入学前に上京、青森を離れた。

 先にのめり込んだのは相撲だった。出身力士が多い「青森の影響ですね」と友成さん。今も津軽地方に住む親戚と相撲談議に花を咲かせ、相撲の話は津軽弁がしっくりくる、と笑う。

 入社した大手出版社で外国人野球選手を取材するうち、米国野球のとりこに。1992年に自ら出版社を設立、97年に初となる選手名鑑を刊行した。2004年以降は現在まで続く「メジャーリーグ・完全データ選手名鑑」(廣済堂出版)の編著を手がけている。

 今年の名鑑はこれまでで最も多い860選手のデータや成績、エピソードなどを掲載した。球団別の戦力も分かりやすく解説。友成さんは全500ページのうち自ら7割の執筆に当たる。

 チームの総年俸が最低でも地区優勝を狙う「最強の貧乏球団」や、スリリングなプレーが多い若手中心のチームなど、いろいろな楽しみ方があるのが大リーグの魅力、と友成さん。名鑑を手に観戦してほしい−と願う。

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