
グーグルの親会社の米アルファベットは、サイバーセキュリティーを手がける米新興企業Wiz(ウィズ)を約320億ドルの現金で買収すると発表した。(2025年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)
[18日 ロイター] – グーグルの親会社の米アルファベット(GOOGL.O), opens new tabは、サイバーセキュリティーを手がける米新興企業Wiz(ウィズ)を約320億ドルの現金で買収すると発表した。規制当局の承認を条件に、2026年の取引完了を見込む。買収額はアルファベットにとって過去最大となる。米アマゾン・ドット・コム(AMZN.O), opens new tabなどとのクラウドコンピューティング競争で優位に立つため、サイバーセキュリティーに力を入れる。
ウィズは昨年、独占禁止法の承認に関する懸念と新規株式公開(IPO)に注力するという目標を理由に、アルファベットからの230億ドルの買収提案を拒否した経緯がある。
同社は最も急成長しているソフトウエアスタートアップの1つであり、昨年5月の資金調達ラウンドでは評価額が120億ドルに達した。
DAデイビッドソンのアナリスト、ギル・ルリア氏は、買収価格の上昇はウィズが今年も急成長を続けることに基づくものだと指摘。「グーグルが企業顧客獲得でマイクロソフト(MSFT.O), opens new tabの『アジュール』と渡り合うためには、セキュリティーソフトを含むより充実した一連のサービスを提供できる必要がある」と述べた。
市場では、昨年は厳しい規制環境がこうした大規模取引を妨げてきたが、トランプ米大統領による独占禁止政策の転換が合併・買収の勢いを再び活性化させる可能性があるとの期待感が浮上している。
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