日本はアメリカ産のコメにどのくらいの関税をかけているのでしょうか。

日本はこれまでの国際交渉の結果、年間およそ77万トンを「ミニマムアクセス米」として政府が関税をかけずに義務的に輸入しています。

この枠組みで日本は2023年度、アメリカ、タイ、オーストラリア、中国などからコメを輸入していて、このうちアメリカからは最も多い34万トン余りを輸入しました。ミニマムアクセスの枠で輸入したコメは日本政府が管理し、多くは加工用や家畜のエサ、海外への食料援助などとして使われています。

一方、この枠外で輸入する場合には国産のコメの価格に影響を与えないよう、1キロあたり341円の高い関税をかけています。

これについて農林水産省は、2001年以降のWTO=世界貿易機関の貿易自由化の交渉で当時のコメの国際価格に基づいて税率に換算すれば778%になるとしていました。

貿易統計によりますと、高い関税がかかる民間でのコメの輸入は昨年度の実績でアメリカからは137トンにとどまっています。

アメリカはこの点を問題視していて、毎年公表している「外国貿易障壁報告」では去年、「日本はコメの輸入と流通の仕組みが厳しく、不透明なため、日本の消費者への十分なアクセスを阻んでいる」と指摘していました。

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