ふるさと納税返礼品の産地偽装問題を受け、宮崎県都城市が再発防止に向けて、返礼品提供事業者への立ち入り調査を始めた。食品の産地に関する根拠資料などを確認する方針で、返礼品の重量や商品の見た目がサイト上の写真と合致しているかなどを調べる抜き打ち調査も随時行う。管理体制を強化し、寄付額日本一を誇る市のふるさと納税の信頼回復を図る。(木村歩)
立ち入り調査などについて報告があった説明会(22日) 偽装は、返礼品提供事業者だった食肉卸会社「ヒムカ食品」(熊本県錦町)が「県産」としていた鶏肉が実は外国産だったもので、九州農政局が昨年11月、同社に是正などを指示した。
市はこの問題を受け、再発防止策を検討。提供事業者への立ち入り調査に加え、抜き打ちでの返礼品調査などを行うことを決めた。抜き打ち調査では成分分析も行う方針で、動物に与えられた飼料などから高い確率で産地が判明するという。 立ち入り調査は5月28日から始めており、150の提供事業者を今年度中に全て回る予定。抜き打ち調査はランダムに行い、食品を扱う事業者を中心に成分分析などを進める。 調査開始を前に同22日には、各提供事業者向けに調査などについての説明会を開催。市ふるさと納税局の新村和彦局長は「返礼品の信頼性、透明性を確保する。行政、事業者が原点に立ち返り、信頼回復を図っていく」と述べた。 説明会に参加した返礼品提供事業者の男性(43)は「市や他の事業者に迷惑をかけないよう、これまで同様、しっかり取り組んでいく」と話していた。 都城市は肉や焼酎といった返礼品が人気で、2022年度に集めた寄付額は195億円で全国トップだった。
![[ニュース] ふるさと納税返礼品の産地偽装受け、事業者へ立ち入り調査…宮崎県都城市「抜き打ち」も随時 [ニュース] ふるさと納税返礼品の産地偽装受け、事業者へ立ち入り調査…宮崎県都城市「抜き打ち」も随時](https://www.walknews.com/wp-content/uploads/2024/05/1717127831_20240531-OYTNI50037-1-1024x576.jpg)