7人制ラグビーの女子日本代表「サクラセブンズ」は、3大会連続となるパリ五輪の出場を決めている。現在は代表候補として22人が選ばれており、18~23日に埼玉県熊谷市で合宿を行った。全敗を喫して最下位に終わった東京五輪から3年。花の都でのメダル獲得に向けて12人(予定)の五輪代表メンバー入りを目指す九州・山口ゆかりの選手を紹介する。(崎田良介)
「3年前は若手、パリ五輪ではチーム引っ張る」平野優芽選手…7人制ラグビー女子日本代表候補
中村知春選手 36 合宿の練習中、チーム最年長の顔からは笑みが絶えない。日本女子ラグビー界を背負い、苦難の道のりを歩んできたベテランは、心からラグビーを楽しんでいる。
2大会ぶりの五輪出場に向けて調整する中村知春選手(左) 法政大まではバスケットボールを続け、社会人になってラグビーを始めた。すぐに日本代表候補合宿に呼ばれて頭角を現し、リオデジャネイロ五輪に出場した。その後も代表の中心選手として活躍していたが、東京五輪は大会直前でメンバーから落選。「見ていないところから殴られたような」ショックを受けた。
立ち直るきっかけの一つとなったのが、自らが発足に関わった福岡県久留米市を拠点とする女子チームのナナイロプリズム福岡の存在だ。ゼネラルマネジャー兼選手として奔走する中、ラグビー熱の高い福岡のファンや関係者の「愛に救われた」と言い、戦う活力を取り戻した。 こぼれたボールに飛びつき、密集に頭から突っ込んでトライを奪う。泥臭いプレーでチームを鼓舞する姿を、鈴木貴士ヘッドコーチは「このチームのエネルギー」と評する。「たくさんの人に見てもらえる大会は五輪なので出たい。感謝の気持ちを表せられたら、いい終わり方かな」。現役生活の集大成には、メダルの輝きがふさわしい。
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