災害の早期発見に期待
 鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターで6月30日に打ち上げ予定のロケット「H3」3号機に搭載される地球観測衛星「だいち4号」(高さ6・4メートル、重さ3トン)が25日、同センターで報道陣に公開され、宇宙航空研究開発機構(
JAXA(ジャクサ)
)の担当者らが意気込みを語った。
公開された地球観測衛星「だいち4号」公開された地球観測衛星「だいち4号」 現在、運用中の「だいち2号」の後継機で、夜間や悪天候時も地表の災害状況などを詳細に把握できる。一度に観測できる地表幅は、だいち2号の4倍にあたる200キロ。打ち上げ後は、だいち2号と共に観測し、二つの衛星データの解析を通じて、災害時の異変の早期発見などに役立てるという。機体は3月末に三菱電機鎌倉製作所(神奈川県鎌倉市)から種子島宇宙センターへ移送されていた。

 昨年3月のH3初号機の打ち上げが失敗したため、搭載されていた「だいち3号」も指令破壊によって失われた。JAXAによると、これまでのところ、6月30日に向けた打ち上げ準備は順調に進んでいるという。 JAXAの有田誠プロジェクトマネージャは「H3ロケットの本格的な運用に向けた打ち上げとなる。だいち3号の雪辱を果たしたい」と話した。

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