ロシア国防省は21日、南部軍管区(司令部・露南部ロストフ・ナ・ドヌー)で、戦術核兵器の準備や使用に関する軍事演習の第1段階を始めたと発表した。演習は「西側当局者の挑発的な発言と脅迫に対抗する」狙いだとした。核による北大西洋条約機構(NATO)などへの威嚇とみられる。
プーチン大統領=ロイター 射程が短い戦術核兵器は爆撃機や巡航ミサイルに搭載され、戦場などでの局地的な使用が想定されている。発表によると、同管区のミサイル部隊は短距離ミサイル「イスカンデル」に特殊な弾頭を設置し、指定エリアに秘密裏に前進する訓練を行った。航空宇宙軍の航空部隊は極超音速ミサイル「キンジャル」を装備し、飛行する訓練も行った。
同省は今月6日、プーチン大統領の指示で、戦術核兵器を運用する部隊が軍事演習を近く行うと発表していた。露側が主張する西側の「挑発的な発言」は、マクロン仏大統領が仏軍部隊のウクライナ派遣の可能性に言及したことなどが念頭にあるとみられる。
![[国際] ロシア国防省、戦術核兵器の軍事演習第1段階を開始…「西側の挑発的な発言と脅迫に対抗」 [国際] ロシア国防省、戦術核兵器の軍事演習第1段階を開始…「西側の挑発的な発言と脅迫に対抗」](https://www.walknews.com/wp-content/uploads/2024/05/1716313996_20240522-OYT1I50014-1-1024x576.jpg)