
米ニューヨーク証券取引所のフロアで27日撮影。REUTERS/Brendan McDermid
[ニューヨーク 28日 ロイター] – 米国株式市場は下落して取引を終えた。大手ハイテク企業の四半期決算発表を数日後に控え、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の報道を受けて人工知能(AI)ブームに対する新たな懸念が再燃し、ハイテク株の重荷となった。
今年に入ってから40%以上も急騰している半導体株(.SOX), opens new tabは、特にナスダックの重荷となった。
WSJによると、
対話型人工知能(AI)「チャットGPT」の開発元である米オープンAIが、ここ数カ月で新規ユーザー数と売上高の目標を達成できておらず、大規模なデータセンター投資を維持できるのか幹部の間で懸念が生じている。
オープンAIへの依存度が高いオラクル(ORCL.N), opens new tabの株価は4.1%下落した。他の半導体株も軒並み安となり、エヌビディア(NVDA.O), opens new tab、AMD(AMD.O), opens new tab、ブロードコムは1.6─4.4%下落して取引を終えた。エヌビディアが出資するコアウィーブ(CRWV.O), opens new tabも5.8%下落した。第1・四半期決算発表シーズンが本格化しており、今週は注目度の高い企業が相次いで決算を発表する。その中には、「マグニフィセント・セブン」と呼ばれるハイテク大手7社のうち、アマゾン・ドット・コムAMZN.O, opens new tab、グーグルの親会社アルファベットGOOGL.O, opens new tab、交流サイト(SNS)を運営するメタ・プラットフォームズMETA.O, opens new tab、アップルAAPL.O, opens new tab、マイクロソフトMSFT.O, opens new tabの5社が含まれる。ゼネラル・モーターズ(GM)(GM.N), opens new tabは1.3%上昇した。四半期利益が市場予想を上回り、通期の利益見通しを引き上げた。ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)(UPS.N), opens new tabは4.0%下落した。イラン紛争に伴う燃料価格の急騰が、事業の根本的な改善を相殺しているとして、通期の売上高目標を据え置いた。コカ・コーラ(KO.N), opens new tabは3.9%上昇した。市場予想を上回る四半期決算を受けた。
こうした中、アラブ首長国連邦(UAE)は28日、石油輸出国機構(OPEC)からの脱退を発表した。原油先物は急騰し、インフレ懸念が再燃してリスク回避の動きを強めた。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)では、値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.66対1の割合で上回った。ナスダック市場では、値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.76対1の割合で上回った。
米取引所の合算出来高は154億8000万株。直近20営業日の平均は181億1000万株。
LSEGデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります
※米国株式市場
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab
