【エルサレム=倉茂由美子】イスラエル主要紙ハアレツは20日、パレスチナ自治区ガザでの戦闘終結まで少なくとも半年かかるとイスラエル軍が予測していると報じた。昨年10月に始まったイスラム主義組織ハマスとの戦闘は1年以上に及ぶとの見方で、人道危機のさらなる深刻化が懸念される。
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20日、ガザ北部ベイトラヒヤで、イスラエル軍に破壊された家屋を調べる人々=ロイター ハアレツの報道によると、これまでに軍は一部のハマス幹部を殺害したものの、組織が再起不能になるほどの打撃にはなっていないと分析している。軍の推計では、大規模侵攻を計画している最南部ラファから住民約90万人が退避したが、30万~40万人が残っているという。
軍は5月に入り、ハマス幹部らが潜伏するとみているラファで攻勢を強める一方、制圧を宣言していたガザ北部などで戦闘員が戦力を立て直しているとして再び地上戦を展開している。
米CNNによると、ガザ北部ベイトラヒヤでは20日、イスラエル軍の砲撃で12人が死亡、10人が負傷した。女性や子供を中心に約10人が、がれきに埋もれたままとなっており、死傷者は増える可能性がある。 軍はパレスチナ自治区ヨルダン川西岸でも軍事作戦を展開している。軍ラジオは21日、北部ジェニンの難民キャンプに多数の治安部隊が突入し、武装勢力との激しい銃撃戦を始めたと報じた。パレスチナ通信によると、軍の攻撃で医師や学生を含む7人が死亡、9人が負傷した。
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