グッズにサインをするなどしてファンと交流する選手(左)グッズにサインをするなどしてファンと交流する選手(左) 20日からの無期限休部を発表しているVリーグ男子2部・大分三好ヴァイセアドラーは19日、大分市内の体育館でファン感謝祭を開いた。約300人のファンが、選手らとの最後の時間を楽しんだ。

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 チームは1994年、三好内科循環器科医院(大分市)の同好会として創部し、2006年にトップリーグ昇格を決めた。23~24年シーズンはV2で6位だった。今年3月にオーナー兼部長の三好博院長が死去し、医院は運営を断念。引き受け先が見つからず、4月末に無期限休部を決めた。 チームには19日現在、選手13人が在籍。一部は移籍先が決まっているという。 感謝祭では、紅白戦やサイン会などがあり、ファンたちは選手と写真を撮ったり、グッズにサインをもらったりした。終了前には、マイクを握ってこれまでの感謝を伝える選手たちの姿に、涙ぐむ人もいた。 20年近いファンだという同市皆春の美容師(60)は「毎試合応援に行っていたので楽しみがなくなってしまった。チームが復活したら、また応援したい」と別れを惜しんだ。感謝祭で閉会のあいさつをする小川さん感謝祭で閉会のあいさつをする小川さんチームディレクター・小川貴史さん「全力で駆け抜けた」 大勢のファンが駆けつけた感謝祭で、チームとして見せる最後のプレーを楽しむ選手らを温かく見守った。「これで本当に終わりなんだ」と、気を抜くと涙がこぼれそうだった。 元々、ビーチバレーの選手だった。約20年前、オーナー兼部長の三好博院長に入団を打診され、気付けばチームの中心にいた。主将、監督、チームディレクターと、立場を変えながらチームを支えてきた。 トップリーグに初めて上がった2006~07年シーズンの初勝利は13試合目だった。強豪・パナソニックからの金星に「勝てないと思う相手でも諦めなければ勝てるのだと、価値観が変わった」と振り返る。 メンバーは今後、新しいチームに移ったり、バレー以外の目標に進んだりと、違う道を歩む。目標を持って前に進む、という三好院長の教えを忘れずにいてほしいと思う。 「休部は悲しいが、院長と全力で駆け抜けた、やりきったという思いの方が大きい」という。それを象徴するように、最後のあいさつでは「涙で終わるのではなく、新しいバレーに向かってチャレンジしたい」と、すがすがしい表情で語った。

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