鼓楼からまかれる宝扇を受け取る参拝者(19日午後、奈良市の唐招提寺で)=宇那木健一撮影鼓楼からまかれる宝扇を受け取る参拝者(19日午後、奈良市の唐招提寺で)=宇那木健一撮影

 奈良市の世界遺産・唐招提寺で19日、魔よけの御利益があるとされるハート形の
宝扇(ほうせん)
(長さ約40センチ)をまく「うちわまき」があった。コロナ禍で関係者のみでの実施となるなどし、一般参拝者が参加するのは5年ぶりとなった。

 寺を再興した鎌倉時代の僧侶・
覚盛(かくじょう)
上人の命日に毎年実施。不殺生の戒律を守って蚊すら殺さなかったという遺徳をたたえ、虫をはらうためのうちわを霊前に供えたとの故事にちなむ。

 この日は、鐘の音を合図に、僧侶が
鼓楼(ころう)
(国宝)から約200本の宝扇をまくと、参拝者約200人が歓声を上げて手を伸ばした。

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