制作者の高橋さん(上)と、すずのすけの絵が描かれた仙台さすり(下)(いずれも17日、仙台市青葉区で)制作者の高橋さん(上)と、すずのすけの絵が描かれた仙台さすり(下)(いずれも17日、仙台市青葉区で)すてすて商店街に展示されている山鉾(16日、仙台市青葉区で)商店街に展示されている山鉾(16日、仙台市青葉区で) 杜の都に初夏の訪れを告げる風物詩「仙台・青葉まつり」が18、19の両日、仙台市中心部で開かれる。JR仙台駅で開催中の物産展で、まつりのキャラクター「青葉すずのすけ」をモチーフにした民芸品が人気を集めている。さすると福をもたらすという「仙台さすり」。東日本大震災をきっかけに制作を始めた職人の「みんなを笑顔にしたい」という思いが込められている。

 手がけているのは、「民芸工房たかはし」代表の高橋昭倫さん(66)。元々は創作こけしの職人だった。地震の揺れでこけしが雪崩のように棚から落ちて壊れ、客から「倒れると困るからこけしを倒したままにしている」と言われ、大きなショックを受けた。 そんな時だった。震災前に購入客から「木の置物で体をさすると福をもたらす」と聞いたのを思い出し、2012年から重心が低くて倒れない「仙台さすり」を考案し作るようになった。 物産展で販売している商品はオレンジや黄、青などの絵の具で「すずのすけ」が一つずつ手描きされている。手乗りサイズのものや座布団に乗っているものがあり、遊び心が満載だ。 高橋さんは「コロナ禍が明け、ようやく本来の祭りが戻ってきた。さすりを手に取ってもらい、みんなが笑顔になってくれればうれしい」と話している。 物産展は19日まで。アーケード街に山鉾10基 
仙台・青葉まつりが18日に始まるのを前に、10基の
山鉾(やまぼこ)
が仙台市青葉区のアーケード街に展示されている。家族連れらが見上げたり、記念写真を撮ったりして楽しんでいる。

 展示されているのは、ぶらんどーむ一番町とマーブルロードおおまち、サンモール一番町のアーケード街。山鉾は高さ約6メートル、重さ約5~8トン。
恵比寿(えびす)
や大鯛、大太鼓といった福神や縁起物などが飾られ、荘厳な雰囲気を醸している。
 山鉾を写真に収めていた仙台市若林区の会社員斎藤綾香さん(28)は「今からとても楽しみになった」と話し、本番が待ち切れない様子だった。 展示は19日昼まで。その後は武者行列や「すずめ踊り」などとともに、「時代絵巻巡行」として東二番丁通と定禅寺通を練り歩く。

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