栃木県那須町の河川敷で東京都内の夫婦の遺体が見つかった事件で、警視庁は11日にも、実行役らと共謀して夫婦を殺害した疑いが強まったとして、死体損壊容疑で逮捕した建設業平山
綾拳(りょうけん)
容疑者(25)(埼玉県越谷市)を殺人容疑で再逮捕する方針を固めた。警視庁は殺害や遺体の処分に使う道具を準備し、実行役に提供したとみている。
平山綾拳容疑者(4月22日午前、東京都品川区で)=三浦邦彦撮影平山綾拳容疑者(4月22日午前、東京都品川区で)=三浦邦彦撮影 事件では、指示役や実行役ら男6人が死体損壊容疑で逮捕されているが、殺人容疑での逮捕は初めて。

 警視庁幹部によると、千代田区外神田の飲食店経営宝島龍太郎さん(55)と妻幸子さん(56)の遺体は4月16日朝、那須町伊王野の河川敷で見つかった。2人の遺体は焼損しており、頭がポリ袋と粘着テープで覆われていた。死因はいずれも窒息で、幸子さんは頭部を骨折していた。 捜査関係者によると、平山容疑者は17日朝にJR五反田駅(品川区)前の交番に出頭し、21日に逮捕された。調べに、知人で指示役の佐々木光容疑者(28)(死体損壊容疑で逮捕)の名を挙げて「夫婦の殺害と遺体の処分を指示された。千数百万円の報酬を受け取り、実行役と分配した」と供述している。
 これまでの捜査で、平山容疑者は事件前の13~14日、埼玉県のホームセンターや都内の量販店などでガソリンや着火剤、結束バンド、粘着テープなどを購入したことが確認されている。15日夜には品川区平塚のコンビニ店で飲み仲間だった
姜光紀(カングァンギ)
(20)、若山
耀人(きらと)
(20)両容疑者と合流し、事前に購入した道具を積んだ自分名義の乗用車を渡していたという。
 姜、若山両容疑者はその後、平山容疑者から借りた車で品川区東五反田の空き家付近に向かい、16日未明に栃木県へ移動。空き家の車庫のほか、押収した車のトランクや後部座席には幸子さんの血痕があり、警視庁は夫婦が空き家で殺害されたとみて捜査していた。

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