【エルサレム=倉茂由美子】イスラエル軍とイスラム主義組織ハマスのパレスチナ自治区ガザでの戦闘休止を巡り、仲介国エジプトの首都カイロで行われていた交渉は9日、合意に至らず終了した。イスラエルはハマスが同意した休戦案を拒否し、ガザ最南部ラファへの大規模侵攻に踏み切る姿勢を固持している。
ガザの戦闘休止交渉、合意至らず終了…バイデン米大統領の警告にもイスラエルは強硬姿勢崩さず
米CNNは複数の関係者の話として、ハマスは当初案で6週間としていた第1段階の戦闘休止期間を12週間に延長するよう要求し、イスラエルが拒否したと報じた。AFP通信によると、ハマスは「イスラエルが調停者の提案を拒否し、いくつかの主要な問題に異議を唱えた」と主張した。
ベンヤミン・ネタニヤフ首相は9日の声明で「単独で立ち向かう必要があるなら、そうするだろう」と述べ、ラファへの大規模侵攻を行えば武器供給を停止すると警告した米国のバイデン大統領に反発した。 ラファ東部ではイスラエル軍の空爆が続いている。ロイター通信によると、モスク(イスラム教礼拝所)や住宅への攻撃で少なくとも15人が死亡した。一方、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は9日、東エルサレムの本部事務所にイスラエル住民が放火したため、事務所を一時閉鎖したと発表した。
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