思わず笑ってしまうような浮世絵を集めた企画展「SHO(笑)TIME!戯画展 巨匠たちのユーモア」が、川崎市川崎区の川崎浮世絵ギャラリーで開かれている。
ユーモアあふれる浮世絵を見てまわる来館者(川崎市川崎区で) 浮世絵作品を数多く収める同区の川崎・砂子の里資料館の所蔵作品から、歌川国芳や河鍋暁斎ら有名絵師による、ひょうきんな表現など「楽しむ」ことを主眼に描かれた作品を集めた。
攘(じょう)夷(い)
に揺れる幕末、弱腰な江戸幕府をタコにたとえた風刺画のほか、開国でやってきた諸外国の人々をデフォルメし、頭は5人なのに体が10人分あるだまし絵など、江戸から明治にかけてのユーモアあふれる約70点を展示している。
幇間の変顔などを描いた歌川広重の「狂戯(たわけ)芸づくし」の一部
川崎市になじみ深い歌川広重の作品では、宴席を盛り上げる男芸者「
幇(ほう)間(かん)
」の芸の数々を描いた連作がお目見え。今で言う「変顔」など、現代のギャグ漫画の一コマとして紹介しても通じそうな作品が多数並ぶ。
同ギャラリー学芸員の山本野理子さんは「どれも当時のしゃれや風刺が利いていて、『あの広重や国芳にこんな浮世絵があるんだ』という作品も多い。ぜひ足を運んでみてほしい」と話している。 前期展は19日まで。25日からの後期展では、幕末の江戸をユーモアを交えて描いた歌川広景を中心に紹介する。9、12日にはギャラリートークを開催する予定。問い合わせは同ギャラリー(044・280・9511)。
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