大罪を犯した者が絶え間なく苦しみを受け続けるとされる「無間地獄」。そんな物恐ろしい名称が付けられたサウナが別府市の温泉施設にあると知り、車を走らせた。塩を体に載せて楽しむ「無間地獄サウナ」塩を体に載せて楽しむ「無間地獄サウナ」 「無間地獄サウナ」の扉を開くと、薄暗い空間に、様々に色を変える照明があり、部屋全体が赤や青、緑にライトアップされ、妖しげな雰囲気が演出されていた。

 中央には山盛りの塩を入れた容器が置かれ、先客の男性3人が塩をつかんでは、大きく息を吐きながら、腕や腹にすり込んでいた。 中の温度計は80度を指していた。見よう見まねで腕や脚に塩を載せると、汗に混じって溶けていく。10分後に「地獄」から解き放たれ、シャワーを浴びて水風呂に首までつかると、日頃の疲れが取れ、体が軽くなったような気がした。 同施設の温泉は、アルカリ性単純温泉の「山の湯」と「海の湯」に分かれており、日によって男湯と女湯が入れ替わる。セルフロウリュを楽しめる「焱熱地獄サウナ」セルフロウリュを楽しめる「焱熱地獄サウナ」 無間地獄サウナは海の湯にあり、山の湯には「焱熱地獄サウナ」もある。「焱熱」では、ストーブに載せた石に自分で水をかけて蒸気を発生させる「セルフロウリュ」を楽しめるのが特徴だ。別府らしく「地獄」を冠したサウナはこの2種類だけで、2022年7月の改装オープンに伴い誕生した。 副支配人の佐藤修さん(49)によると、同施設の1日あたりの利用客は土日で約1000人、平日でも約600人に上り、サウナ目当ての県外客も多いという。外気浴で体を冷ませる露天の「ととのいスペース」も用意されており、佐藤さんは「別府と言えば温泉地だが、サウナも楽しんで、ととのってほしい」と呼びかけている。(池田圭太)
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別府鉄輪温泉やまなみの湯
〉 サウナは「無間」、「焱熱」も含めて計7部屋あり、テレビを備えた部屋や生薬を使った部屋なども備えられている。平日の利用時間は正午~翌日午前8時40分(第2月曜は午後3時から)。土日祝日は24時間営業。入浴料は中学生以上480円(大型連休中は6日まで600円)、4歳以上小学生以下220円(同250円)。3歳以下無料。0977・67・4126

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