末期がんや難病を抱える患者らが残された時間を自宅に近い環境で過ごすことができる「ホスピス型住宅」が7日、福岡市内でオープンする。看護師や介護福祉士らが常駐し、緩和ケアを受けながら家族と過ごしたり、外出したりと自由度の高い生活を送れることが特徴だ。九州ではまだ珍しい施設だが、全国で広がりつつある。(中西瑛)
ホスピス型住宅「ReHOPE 博多筑紫」の部屋。私物なども自由に持ち込める(福岡市博多区で)
福岡市博多区のJR竹下駅の近くに建設された「
ReHOPE(リホープ)
博多筑紫」は、マンションタイプの4階建てで、54室を備える。10平方メートルほどのワンルームの部屋には人工呼吸装置やベッドなどがあり、入居者が愛用してきた家具といった私物の持ち込みもできる。共用部には、寝たきりでも利用できる入浴施設や食堂、リハビリルームを備える。施設には、先月末からの約1週間で約100人が内覧に訪れ、一部の部屋は入居が決まった。
看護師でもある出田光代施設長は「病院では入院日数に制限がある所もある。行き場に困っている人を受け入れ、最期まで希望通りに生活できるよう尽くしたい」と力を込める。
運営するシーユーシーグループ(東京)では、これまで全国で37棟を建設し、延べ約2000人の末期がんや筋
萎縮(いしゅく)
性側索硬化症(ALS)などの難病の患者らを受け入れてきた。九州では初めての運営となる。
ホスピス型住宅は、住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅のうち、難病などの終末期に特化した施設を指して、事業者が入居者を募集している。施設により差はあるが、訪問看護や介護事業所を併設した形態をとるケースが多い。ReHOPE 博多筑紫では、数十人のスタッフが交代で常駐し、病院のような安心感を得ながら、夜間の外出や家族との時間を過ごせる。部屋での飲酒やペットの持ち込みも可能で、自由な生活を送れる。毎月の負担は、家賃や管理費、食費で15万円程度。医療、介護費は利用状況に応じて、別途必要になる。 1 2
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