水俣病の公式確認から68年を迎え、熊本県水俣市で慰霊式や慰霊祭が行われた1日、参列者らが犠牲者に鎮魂の祈りをささげた。伊藤環境相と木村知事は慰霊式の後、水俣市立水俣病資料館で活動する語り部と市内で懇談した。語り部で胎児性患者の永本賢二さん(64)は、「命ある限り語り伝えていきたい」と決意を述べた。
進行を巡り混乱が起きた懇談 続いてあった熊本、鹿児島県の被害者8団体との懇談では、様々な意見や要望が出た。被害者団体「水俣病被害者獅子島の会」(鹿児島県長島町)の滝下秀喜会長(64)は、離島で暮らす被害者に対する離島手当の増額などを求め、「治療で本土に行く必要があるが、物価の上昇で生活が追いつかなくなってきている」と窮状を訴えた。
被害者団体との懇談では、環境省側が1団体3分以内で意見を述べるよう通達していた。複数の団体が超過し、マイクの音量を絞る措置を取ったため、団体側が抗議する一幕があった。同省側は「事務方の不手際だった」と謝罪したが、団体側は「環境相は話を聴く気がないのか」と憤った。
![[ニュース] 水俣病被害者団体側の環境相への意見長引き、マイクの音量絞る措置…「話を聴く気ないのか」抗議 [ニュース] 水俣病被害者団体側の環境相への意見長引き、マイクの音量絞る措置…「話を聴く気ないのか」抗議](https://www.walknews.com/wp-content/uploads/2024/05/1714623734_20240502-OYTNI50035-1-1024x576.jpg)