「ライダー割」やイベント開催も 新潟県魚沼市をライダー交流の聖地に――。市観光協会が二輪車で各地を巡るライダーの呼び込みに力を入れている。ライダーが集まるイベント開催や、ステッカーの配布などバイクツーリズムによる地域活性化を目指す。 同協会などによると、二輪車は新型コロナウイルス禍で、密が避けられるとして人気が高まった。ライダーの年齢は50歳代が中心で、目的地で食事や土産物の購入を楽しむ傾向がある。二輪車を改造する人も多く、互いの愛車を撮影して情報交換を行うなど、交流も好むという。 一方、県内には二輪車の集まる人気の場所があるものの、周囲からはヘルメット姿やかつての「暴走族」のイメージで敬遠されがちだという。このため、愛車自慢や情報交換などができるイベントを要望する声があった。
バイク談議に花を咲かせる「朝活Cafe!」の参加者(20日、新潟県魚沼市で) 同市のツーリングルートには、福島県とをつなぐ国道252号、352号など変化に富んだ峠道があり、グリーンシーズンはライダーから注目される。そこで同協会は昨年から、ライダーに人気の「ヤエーステッカー」の配布や、市内飲食店などの協力で二輪車での来店客にサービスする「ライダー割」を始めた。また、イベントは昨秋、ホンダ製二輪車「スーパーカブ」の愛好家らが集まる「カブミーティングうおぬま」を開き、約500台が集結した。
今年4月には、観光パートナー協定を締結した二輪車用後付け用品製造販売の「デイトナ」(静岡県森町)と「朝活Cafe!」をスタート。夏場の暑い日中の走行を避けるライダーのため、週末の早朝、公園などにカフェを設置する。 初開催の20日、会場の「道の駅いりひろせ」(魚沼市大栃山)は約70台の二輪車が集まった。ライダーたちは開店時間を早めた店で朝食を味わうと、駐車場に並んだ二輪車を見比べて、「これかっこいい」「エンジンを積み替えた」などとバイク談議に花を咲かせていた。 農作業の合間に訪れた長岡市の男性会社員(51)は「おいしい食事や交流などがあると走る目的になって良い」とイベントを歓迎した。デイトナの福田一人さんは「魚沼市は首都圏から約200キロで日帰りできる。フォトスポットが豊かで面白い道もある」と話す。 このほか、同協会はX(旧ツイッター)にライダー情報専門のアカウントも開設した。11月30日まで「#ライダー交流の聖地魚沼市」のハッシュタグをつけるなどして投稿すると、市特産品が当たる。 2年前から二輪車に乗り始めたという同協会の近貴行さん(53)は「サービスが市内各地で行われるようになり、いずれは県全体にライダー誘客が広がれば」と期待した。
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