ヤクルト4―3巨人(セ・リーグ=30日)――ヤクルトが5カードぶりの勝ち越し。サンタナが七回に逆転2点打を放つなど3打点と活躍した。巨人は西舘勇陽(中大)が踏ん張れず、3カードぶりの負け越し。◇
7回2死満塁、サンタナに逆転の2点適時打を許した西舘=黒瀬祐生撮影 七回、場内に巨人・西舘の名前がコールされた。4月26日のDeNA戦で、1点リードの八回にプロ初失点を含む3点を奪われて逆転され、敗戦投手となっていた。その日以来のマウンドが、再び1点リードの終盤に訪れた。
先頭の代打・西川には5球のうち4球で直球を投じ、右前打を許した。一死二塁となり、青木には初球から3球連続でストライクが入らず四球。二死後、村上には1ストライクから4球続けてボールで四球を与えた。そして満塁で迎えたサンタナに、右前への逆転2点適時打を浴びた。 苦しんだのは変化球の制球だった。ファウルを含めてストライクを取れたのは直球とカットボール、スライダーのみ。カーブとフォークボールは全てボールになり、本塁の手前でバウンドする球もあった。初球のカットを強振したサンタナは、球種を絞りやすかったのかもしれない。 前日の試合前、投球練習で阿部監督が捕手役を務めた。投げていたのは変化球。指揮官から、フォークやこれまで投げていない変化球の握りを教わったという。「今はカットボールばかりになっている。縦変化があれば配球も楽になってくるので、早く実戦で投げられたら」と西舘。課題は明白だ。 開幕戦から10戦連続で無失点と奮闘してきたルーキーについて、阿部監督は試合後、5月1日の試合も展開によっては登板させる考えを明かした。ドラフト1位右腕に求めるものは、「『次はやってやるぞ』という負けん気だけじゃないですか」という。最初の試練を乗り越えたい。(福井浩介)
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