【ヨハネスブルク=笹子美奈子】ケニアで洪水の被害が拡大している。ロイター通信によると29日、中部マイ・マヒウでダムが決壊して46人以上が死亡した。行方不明者は53人に上り、犠牲者はさらに増えるとみられている。ケニア北東部で28日、洪水の中を歩く子供たち=APケニア北東部で28日、洪水の中を歩く子供たち=AP ケニアでは3月から記録的な降雨が続き、洪水による死者は累計169人、避難者18万5000人以上となっている。首都ナイロビでも冠水などの被害が出ており、約1万人が避難している。4月27日には空港の滑走路が冠水し、目的地を変更した便もあった。ケニアでは昨年も、120人以上が洪水で死亡した。

ケニア中部マイ・マヒウで29日、ダム決壊後に片付けを進める人々=APケニア中部マイ・マヒウで29日、ダム決壊後に片付けを進める人々=AP 周辺国でも洪水の被害が出ており、タンザニアでは死者155人、ブルンジでは避難者9万6000人となっている。 英BBCは、今回の洪水について、インド洋の東側と西側で海水温の差が大きくなる「インド洋ダイポールモード現象(IOD)」の影響だと指摘する気象予報士の見解を伝えている。IODは2019年にも東アフリカで確認され、バッタの大量発生などをもたらした。日本の暖冬にも関係するともされる。

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