乗客106人と運転士が死亡し、562人が負傷した2005年のJR福知山線脱線事故は25日、発生から19年となった。兵庫県尼崎市の事故現場に整備された追悼施設「祈りの
杜(もり)
」では、JR西日本が主催する追悼慰霊式が営まれ、遺族らが犠牲者を悼んだ。
事故現場付近を通過する列車内で、手を合わせる乗客(25日午前9時16分、兵庫県尼崎市)=代表撮影事故現場付近を通過する列車内で、手を合わせる乗客(25日午前9時16分、兵庫県尼崎市)=代表撮影 慰霊式には遺族や負傷者ら約320人が参列。長谷川一明社長が「事故を風化させてはならない、事故を繰り返してはならないとの思いを心に刻み、社員一人一人が鉄道の安全を追求するために努力を積み重ねることを誓う」と述べた。

 長男の満さん(当時37歳)を亡くした兵庫県伊丹市の斉藤百合子さん(81)は式に参列後、「私たちに年月はない。事故の時と同じような気持ち、何十年たってもつらいです」と話した。 また、事故が起きた午前9時18分の直前に現場を通った列車内では、祈るように手を合わせる乗客の姿も見られた。

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