衆院島根1区補欠選挙(28日投開票)は20日、告示後初の週末を迎えた。立候補した自民党公認の新人、錦織功政氏(55)と、立憲民主党公認の前衆院議員、亀井亜紀子氏(58)の2人は、選挙カーで選挙区を回り、街頭で声をからすなどして支持を訴えた。(松田栄二郎、門間圭祐)

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 錦織氏は地元選出の国会議員とともに、大票田の松江市で街頭演説を重ねた。

 JR松江駅前での街頭演説では、自民党派閥の政治資金規正法違反事件で逆風が吹く中で立候補したことについて、友人から「なぜこのタイミングに」と言われたと明かした。その上で「ふるさとのために恩返しがしたい。地域の発展のために貢献したい。前の世代から受け継いできた大切なふるさとを、より良い形にして、より豊かにしてから次の世代に引き継ぐ。私が生涯をかけて取り組みたい仕事だ」と声を振り絞った。街頭演説で、錦織氏(右)への支援を呼びかける小泉氏(中央)(松江市で)街頭演説で、錦織氏(右)への支援を呼びかける小泉氏(中央)(松江市で) また、応援に駆けつけた小泉進次郎・元環境相も、「錦織氏がこの選挙で勝つことができれば、今、自民党が向き合わなければいけない政治資金規正法改正のメンバーになる。新しい自民党を作り上げるメンバーとして、なんとか力を貸してほしい」と呼びかけた。 2人はその後、駅前に集まった人たちとの握手や記念撮影に応じた。このほか、同市内にある錦織氏の実家の酒店前でも街頭演説をした。 亀井氏は選挙カーで雲南市、松江市を回り、街頭演説した。亀井氏(中央)とともに、街頭演説の聴衆と握手する野田氏(右奥)と蓮舫氏(左)(松江市で)亀井氏(中央)とともに、街頭演説の聴衆と握手する野田氏(右奥)と蓮舫氏(左)(松江市で) 雲南市内の街頭演説では、応援に駆けつけた野田佳彦・元首相が政治資金規正法違反事件に触れ、「(自民党は)説明責任を果たさない。税金は払わない。処分は甘い。保守王国である島根だからこそ、今回はガツンと一発、反省させるしかない」と痛烈に批判した。 亀井氏は、公共交通の人手不足などに触れ、「この数十年、自民党が取ってきた政策はおかしい。このままだと地方が切り捨てられる。岸田政権に一撃を食らわせ、みなさんの力で政治を変えよう」と訴えた。 午後から2人に合流した蓮舫参院議員は、松江市内で街頭に立ち、物価高や低賃金による生活問題に触れて「家計の痛みを和らげないといけないのに、自民党がしているのは裏金(作り)だ。こんな政治を許してはいけない」と主張。「島根のみなさんの生活に寄り添うことができる生活感覚をもった亀井さんこそ、みなさんの声を代弁できる」と声を張り上げた。

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